川辺に舫った舟で暮らす見世物一座の5人はお父さんと昭助兄さんと清子さん、そして和郎(かずお)と桜です。お父さんは下駄屋で生まれたという人と牛のあいのこ「くだん」の噂を聞き買い取って仲間に加えようと一座を連れ岩国までやって来ます。 しかし未来を予言するという「くだん」は既に軍部の手に渡った後でして大枚をはたいてから接収されるよりはマシだと諦めるしかありません。 ところが和郎はトラックに乗せられた「くだん」の荷台を覆う帆布の隙間から覗く目が自分を見ていることに気づき、その日から同じような夢ばかり見るようになるのです。 (近藤ようこ「五色の舟」) お父さんはかつて旅芝居の売れっ子女形で雪乃助と言いましたが脱疽で下肢を失い役者の道を絶たれました。ある日杖が折れて河原に転落し足に縛り付けていた義足もすっ飛び役者の命の顔にも傷をつけああもう死んでやると水まで這って行ったところ顔に濡れ紙を貼られた赤ん坊
先月の、冬休み中の出来事。 高1の息子がソファで座っていました。ゲームしてたのかな。 握手をするように、私が正面から無言でサッ!と手を出すと、 すぐさま手を出して握手してくれました。 「握手したいな」と思って手を出したら、握手してくれた。 ただ、それだけのことなんですが。 高1ですよ?男子ですよ? 一般的には、 目も合わせてくれない、何か言ってもまともな返事が返ってこない(声を出さず頷くだけの子もいるとか)、悪いパターンだと母親に暴力を振るったり。親への反抗心が行動や態度に表れたり・・・という年頃かなと思います。 そんな年代の男子が、サッと握手をして、笑顔も返してくれた。 大昔。どうやっても手を繋いでくれなかった頃のことを思い出しました。 1歳過ぎくらいで、まだまだ歩くのは上手じゃない。転んでしまうから、手を繋いでサポートしたい。でも、繋いだ手は振り払われてしまうのです・・・。そして転ぶ。
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