厚生労働省は23日、全国の定点医療機関から18日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数が1施設あたり29.65人となり、大流行の恐れを示す警報レベル(1施設あたり30人)を下回ったと発表した。今季は先月中旬から3週連続で患者数が過去最多を更新するなど猛威を振るったが、流行のピークを越えたとみられる。 厚労省によると、1週間の全国の推計患者数は前週より約72万人少ない約167万人。今季は2009年に新型として流行したH1N1型、B型、A香港型の3種類が同時に流行したが、最近5週間で検出されたウイルスをみると、当初最も流行したH1N1型の検出数が大幅に減少した。