中京の会社「3か月で大丈夫」 中京区のフリーペーパー発行会社「SCRAP」が、失恋から3か月間、心の軌跡などをつづることで、立ち直りを目指す「失恋回復手帳」を作製、若者らの間で人気を呼んでいる。日々の記録を日記のように重ねていくことに加え、毎日の“元気度”を折れ線グラフで視覚化。「人間には人生を失敗する権利がある」といった金言も随所にちりばめられ、痛手を負った心を応援してくれる。 同社のスタッフの間で失恋が相次いだのが、手帳作製のきっかけになったという。昨秋、オリジナルグッズを企画する際、大学で心理学を専攻していた加藤隆生・同社代表が「失恋から回復するには自分を客観的に見つめることが効果的」と提案し、自らの内面と日々、向き合う手帳を考えた。 手帳は、左側のページが日記で、日付ごとに書き進んでいくが、折々に「窓を開けてみよう」「家でゴロゴロ過ごすのも、いいんじゃない」「とっておきの服で、出か