昨年11月2日の岡山・CRAZYMAMA KINGDOM公演でスタートしたこのツアーでは全25公演が実施された。すべての公演のチケットがソールドアウトし、最終日のNHKホールにも満員のオーディエンスが詰めかけた。 大きな拍手に迎えられて斎藤宏介(Vo, G)、田淵智也(B)、鈴木貴雄(Dr)の3人がステージに登場し、最初に披露したのは斎藤のアカペラから始まる「さわれない歌」。ホールに温かな空気が満ちていき、観客は心地よさそうに身体を揺らす。そして「ようこそ!」という斎藤の挨拶から「kid, I like quartet」「コーヒーカップシンドローム」へ。アッパーなサウンドに乗せて場内のテンションも急上昇する。続く「天国と地獄」ではイントロから田淵がステージ狭しと暴れ回り、オーディエンスから大歓声を浴びていた。 満員の客席を見渡しながら斎藤は「楽しいー! NHKホールいいですね!」と笑顔を浮