水を飲もうとして窪みに転落し、3日間も動けなくなっていた子ゾウ=マリ中部、セーブ・ザ・エレファンツ提供写真 (CNN) 干上がった泉の前に、茶色い土埃にまみれた若いゾウが横たわる。水を飲もうとして長い鼻を伸ばし、窪みに落ちて動けなくなったまま死んだ姿は、アフリカ北西部マリ共和国の干ばつの悲惨さを物語っている。ゾウ保護団体のセーブ・ザ・エレファンツが18日に写真を公開した。 西アフリカの砂漠に生息するゾウは、厳しい気象条件に適応して生き延びてきた。しかし、マリでは過去26年で最悪の干ばつに見舞われて気象条件がさらに悪化、生態学的にぎりぎりのところまで追い込まれているという。 この地域のゾウは約350─450頭しか残っていないとされ、セーブ・ザ・エレファンツはこれまでに6頭のゾウが死んでいるのを発見した。さらに、水を飲もうとして泉に転落した子供3頭を含む4頭を助け出したが、生き残ったのはうち1