「あんよ」や「ねんね」など、大人が赤ちゃんに話し掛ける際の高い声でゆっくりとしたリズムの話し方(マザリーズ)が、話す大人の脳内の言語をつかさどる部位を活発化させることを、理化学研究所の研究チームが突き止めた。近く米科学誌ニューロ・イメージのオンライン版に掲載される。 赤ちゃんに対する話し方は、ほぼすべての言語圏や文化圏で共通しているといい、脳機能とのつながりを解明したのは初めてという。 研究チームは、大人の被験者を育児経験の有無や性別などで各20人程度の6グループに分類。マザリーズを聞いた際の脳の活動を機能的磁気共鳴画像診断装置(fMRI)で調べた。 その結果、まだ言葉を話せない赤ちゃんを持つ母親の脳内の言語部位が最も活発に反応する一方、父親では脳内の活動は見られなかった。 次に高い反応を示したのは、「ママ、だっこ」などの2語文を話す幼児を持つ母親だった。マザリーズを使わない小学生
2012年度から完全実施となる新学習指導要領で、中学校で武道が必修となることを受け、和歌山県田辺市の明洋中学校は15日、10年度の1年生の保健体育科に合気道を導入すると発表した。合気道開祖の植芝盛平の生家跡が校区内にあり、市ゆかりの武道教育に取り組む。市内の中学校保健体育に合気道が本格的に導入されるのは初めて。 同日、明洋中の佐武正章校長や合気会合気道田辺道場の五味田聖二道場長、真砂充敏市長らが市役所で会見を開いた。 新学習指導要領は、中学1、2年生に武道を履修させる内容。武道種目は柔道、剣道、相撲とされるが、伝統的に地域に根差した武道がある場合などは異なる種目でも可能で、市内での合気道導入は条件を満たすという。 佐武校長は「心身を鍛えるために地元ゆかりの合気道を武道教育に継続的に取り入れたい」という。市と合気道田辺道場が合気道の授業を全面的に支援する。 10年度は1年生135人を
(CNN) 16日に行われたミスUSAの本選で、レバノン系米国人のリマ・ファキさん(24)が優勝し、アラブ系米国人コミュニティーが大いに盛り上がっている。 ミスUSAの報道担当者は、ファキさんが初のアラブ系米国人であるかどうかは出身に関する記録が残っていないため不明だが、おそらく初めてだと述べている。 ファキさんの地元、ミシガン州のディアボーンにあるレストランには、本選当日、約150人のアラブ系住民が詰めかけ、100インチテレビで中継を見守った。優勝が決まった瞬間には歓声がわき起こり、夜中の2時までダンスが続いたという。 「アラブ・アメリカン・ニュース」の発行人でファキさん家族を知るオサマ・シブラニさんは、「今回はテロではなく美の話だ」と語り、「自分たちがアメリカの一員なのだという実感を持てる。(中略)イスラム教徒のアメリカン・ドリームだ」と喜びを語った。シブラニさんによると、ファキ
最近のある朝、ニューヨークのリンクス・クラブでは白髪の小グループが朝食を取っていた。ポーチドエッグやトーストを食べながらの話題は欧州であり、国債市場だった。静かに取引の交渉をする人たちもいた。40代か50代の人もいたが、ほとんどは高齢者だった。 中南米やアジアの人もいるこのグループは明らかに上流階級のものだったが、仕事の話しが禁止され、プロテスタントのエリートがゴルフのスコアや別荘の話しをしていた20年前のクラブとはかけ離れている。ある元会員は「時間とともに変化してきた」とし、「それはプラスでもありマイナスでもある」と述べた。 米国のプロテスタント・エスタブリッシュメントの長期的な落ち目にはいくつかの重要な節目がある。プロテスタント系のハーバード大学の戦後の門戸開放、1980年代の企業国家米国(コーポレート・アメリカ)での多様な役員構成、最初のアフリカ系米国人大統領としてのバラク・オバ
難病で肝移植手術を受けた直後に17歳で亡くなった新潟県燕市の岡村可奈子さんの詩「笑顔を忘れないで」が歌になり、22日、母校の市立燕南(つばめみなみ)小学校の6年生全員が合唱した。 山形の合唱団がコンサートで披露するなど、病苦や厳しい境遇に負けずに笑顔で生きた少女の詩に共感が広がっている。 6年生の代表が「笑顔を絶やさず前向きに頑張った可奈子さんの遺志を受け継ぎ、心を一つにして歌います」とあいさつ、33人が体育館のステージで、全校児童らを前に2か月間練習した曲をピアノ伴奏に合わせて元気に歌いあげた。児童の横で可奈子さんの祖母・和子さん(71)が遺影を胸に、涙ながらに聴き入った。 可奈子さんは胆道閉鎖症で、医師は生後間もなく「成人まで生きられない」と宣告。両親は子育てに絶望して離婚し、家を去り、和子さんに育てられた。入退院を繰り返しながら、14歳のとき家族や友人らに支えられて生きる自分の
【ニューヨーク時事】米ニューヨーク市当局がホームレスを減らすため、国外を含む他都市への「移住」を決めたホームレスに対し、目的地までの片道航空券などを無料で支給していたことが分かった。ニューヨーク・タイムズ紙が30日までに伝えた。 目的地に住む親類らがホームレス受け入れに同意することが条件で、これさえ満たせば世界のどこであろうと片道の航空券や列車乗車券などを給付する。2007年以降、550家族以上がこの制度を利用した。 同紙によれば、「移住先」をフランスに求めた子供3人連れのホームレス夫婦に国際便の航空券と列車乗車券を支給し、約6300ドル(約60万円)を要した例もあった。 【関連ニュース】 ・ 景気悪化でホームレス急増=過去25年で最多 ・ 【こぼれ話】魔女求む、年収800万円=英国 ・ 訪日外国人、28.6%減=不況、新型インフルで ・ 米IT業界、業績底入れの兆し=リス
東京都内の一流ホテル宴会部に勤務する西村恵さん(23)=仮名=は、主にVIPの接待を担当している。 「社会を動かす立場にある人たちの人柄を垣間見られ、人と話すことが好きな私にはやりがいがあります」 優しげなほほ笑みと、はきはきと話す姿が印象的な女性だ。夢をかなえた西村さんだが、就職活動中に家庭問題から鬱(うつ)状態となり、「死にたい」という思いを抱えたことがある。 高校2年生のとき、両親が離婚。経済的負担から大学進学をあきらめ、就職率がほぼ100%というホテルの専門学校へ進学した。 ▼離婚後も… 亭主関白で人にも自分にも厳格な父だった。気に入らないことがあると、子供たちにすぐ手を上げる父が許せず、母が早く離婚すればいいと思っていた。父は中学生ごろから十分な生活費を入れなくなったため、母はスーパーと飲食店のパートを掛け持ちし、朝から深夜2時ごろまで働いていた。やっと離婚が成立し、母
【ロンドン1日時事】アフリカ東岸沖の島国コモロ沖に153人乗りのイエメン航空機が墜落した事故で、唯一の生存者とみられる少女が、飛行機の残骸(ざんがい)につかまりながら10時間以上も漂流していたことが、父親の話で明らかになった。この10代前半の少女は泳げず、救命胴衣も身に着けていなかったという。 報道によると、少女はマルセイユ在住のバヤ・バカリさん。母親と一緒にコモロに向かう途中で事故に遭った。父親はパリから英メディアの電話取材に応じた。 それによると、バヤさんは近くにあった機体の破片にしがみ付きながら助けを待った。流れ出た燃料のため破片の表面が滑りやすくなっており、何度も海中に落ちそうになったという。周囲には遺体やスーツケース、衣類、パスポートなどが散らばっていた。 父親は「娘があんな状況から抜け出せたとは信じられない。神様のおかげだ」と話した。医師によると、バヤさんの意識はしっかり
エポック社が4月に発売した「テツオトバンククロック山手線」。お金を入れると電車の発車ベルが再生される(同社提供)(写真:産経新聞) 遊びながらお金をためることができる貯金箱が続々と登場、人気を集めている。貯金しながらゲームを楽しんだり、お金を入れると電車の発車ベルが鳴ったりするなど、その仕掛けはさまざま。かつては地味なイメージが強かった貯金箱だが、エンタメ志向が強まって市場を盛り上げている。(森本昌彦) [フォト] ゲームしながら貯金できる「スペースインベーダー ゲーム筺体型バンク」 ◆人生が変わる 遊べる貯金箱の人気の火付け役となったのは、タカラトミー(東京都葛飾区)が平成18年12月に発売した「人生銀行」。500円単位で貯金するに従って、画面上に就職や恋愛、結婚などさまざまな人生ストーリーが展開される。貯金が滞ると「貯金箱の住人」から催促されることもあり、目標を達成するかしないか
中央大理工学部教授の高窪統(はじめ)さん(当時45歳)殺害事件で、逮捕された教え子の山本竜太容疑者(28)(神奈川県平塚市)が2004年3月に大学を卒業する前、「卒業せずに残りたい」などと大学側に相談していたことがわかった。 捜査関係者が明らかにした。山本容疑者は留年して所属した高窪さんの研究室で、大学院進学を志望したものの、高窪さんの助言で就職したことも判明した。警視庁では、山本容疑者が、就職や転職に失敗したことについて、卒業前の高窪さんの助言が原因だと思いこんだ可能性があるとみて調べている。 山本容疑者は1999年4月に同大理工学部に入学し、留年した03年度は、高窪さんの電気電子情報通信工学科の研究室に所属していた。 捜査関係者によると、警視庁が当時の同級生などから事情を聞いたところ、山本容疑者は高窪さんから熱心に卒業論文の指導を受け、論文も合格したが、卒業が決まった際、「まだ社
フジテレビ系のテ連続ドラマ「白い春」に出演している子役女優・大橋のぞみ(9)が5日、「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに生出演した。4日に出演した阿部寛(44)が紹介しての出演は同コーナー史上最年少。大橋は自分の身長の2倍ほどのポスターを持って登場し観客からかわいいと歓声があがった。 司会のタモリ(63)とは小学校の話で盛り上がったが、木曜日と金曜日にしか行っていないと衝撃発言で周囲を驚かせ、大ヒット映画「崖の上のポニョ」の主題歌で歌手デビュー以来続いている超多忙ぶりがわかった。 好きな給食はデザートの「ゼリー」と「サラダ」が好きなことも発言。『将来の夢は?』とタモリに尋ねられると、女優や歌手と答えると思っていた周囲の予想と反して「保育園の先生」と答えタモリらを驚かせていた。 大橋はお友達紹介で「崖の上のポニョ」の主題歌で共演した藤岡藤巻に電話し出演の承諾を得た。 【関連
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