昔の事、学校の休み時間になると、いつものようにクラスメートが私の机を取り囲んで暴言を吐き始めた。 「お前何でいつもここにいるの?」「邪魔なんだよ」「いるだけでムカつくよなー」 私は只、皆と同じように通学し、決められた席に座って皆と同じように授業を受け、そしてそのままの体制でいただけなのだが、そんなことは彼らには関係なかった。私が黙っていると、彼らは相変わらず次々に言い続けた。「バーカ」「のろま」「ボケ」「ブース」…これらは否定しようがなかったので、私はそのまま黙って机に伏せていた。 すると、彼らの中の一人が叫んだ。「こいつ、反応しないぜ! 頭おかしいんじゃねえ?」他の面々も口々に、「聞こえてねえの?」「そうだ! やっぱり頭おかしいんだ、こいつ!」「言葉通じねえんだもんな!」 …そして、「こいつはやっぱりキチガイなんだ!」「そうだ、キチガイだ、キチガイ!」「いや、ダ●ン症かもよ!」「脳●麻痺