米Strategy Analyticsは米国時間2009年11月11日,携帯電話市場に関する調査結果を発表した。それによると,2009年第3四半期に最も利益を上げた携帯電話ベンダーは米Appleで,これまで首位だったフィンランドのNokiaは2位に転落した。 Strategy Analyticsの推計では,第3四半期におけるAppleのiPhone事業の営業利益は16億ドルで,初めてNokiaを上回った。大量の販売台数,高い卸売価格,厳しいコスト管理などにより,わずか2年で見事に携帯電話市場に食い込んだ。 一方Nokiaの営業利益は,世界的不景気に加えて米国での低迷が響き,11億ドルにとどまった。Strategy Analyticsは,2010年にNokiaの回復のカギを握るのは米国市場だと指摘する。 しかし出荷台数ベースではNokiaが依然として強く,米IDCによる調査では,Nokiaは