ブックマーク / call-of-history.com (4)

  • エディンバラ城――スコットランド王家歴代の居城の歴史 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    エディンバラ城(Edinburgh Castle)はスコットランドの首都エディンバラ市にある中世の城。スコットランド王歴代の居城であり天然の要害に立つ堅固な要塞である。「翼の生えた岩の城」「乙女の城」(注1)とも呼ばれ、「英国史上最も包囲を受けた城」と評される(注2)。ユネスコ世界文化遺産「エディンバラの旧市街と新市街(Old and New Towns of Edinburgh)」を構成する建造物の一つ。 城が建つ岩山「キャッスル・ロック」は古くから砦として利用されていたが、エディンバラ城の築城は十一世紀頃とみられている。1130年頃に建てられた城内の「聖マーガレット教会堂」を除くと、現存する城の古い部分は1430年頃から1588年頃にかけて築かれたものが中心である。 エディンバラ城(Edinburgh Castle) © Ronnie Macdonald from Chelmsford

    エディンバラ城――スコットランド王家歴代の居城の歴史 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 『あだ名で読む中世史―ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる』岡地稔著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    大王、禿頭王、肥満王、吃音王、短軀王、赤髭王、血斧王、征服王、碩学王、賢明王、敬虔王、獅子王、獅子心王、欠地王、聖王、悪王、残虐王、善良王に端麗王・・・中世ヨーロッパの王侯貴族はなぜ「あだ名」がついているのだろうか。それに、シャルル、ルイ、フィリップ、アンリ、ジャン、カール、ルートヴィヒ、ハインリヒ、オットー、フリードリヒ、ウィリアム、ヘンリ、リチャード、エドワード・・・同じ名前の違う人物が何度も何度も繰り返し出てくるのも不思議ではないだろうか。なぜシャルルの子もシャルルでオットーの子もオットーでエドワードの子もエドワードなのだろうか。 書ではそのような中世ヨーロッパの名前の付け方や「あだ名」の流行から、彼らの家門意識の成立過程を非常に丁寧に史料を読み解き、紐解いていく好著である。 書によれば史料に残る限りで「あだ名」がつけられた王侯貴族はメロヴィング朝末期からカロリング朝期(八世紀)

    『あだ名で読む中世史―ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる』岡地稔著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 中世初期の「聖杯」の破片がハドリアヌスの長城近郊ヴィンドランダ遺跡で発見

    イングランド北部ノーサンバーランド地方「ハドリアヌスの長城」近郊にあるローマ時代にローマ軍駐屯地として使われていたヴィンドランダ遺跡の崩壊した教会建物の中から、キリスト教の儀礼でつかわれる聖杯(Chalice)の破片が出土した。五世紀から六世紀頃にかけてのものとみられる。 発見された聖杯は鉛製で十四点の破片に分かれ、表面には当時のキリスト教的な様々な図像がエッチングされている。肉眼で確認することは困難だが専門家による調査で、船、十字架、カイ・ロー(”Chi Rho”,ギリシア語でキリストを意味する” ΧΡΙΣΤΟΣ”の頭文字XPを組み合わせたキリスト教のシンボル)、魚、クジラ、幸せそうな司教、天使、信徒たちの図像とラテン語、ギリシア語、オガム文字(”Ogam Script”原アイルランド語を記した文字、四世紀末~七世紀にかけて文献に登場する)が描かれていることがわかった。 ポスト・ローマ時

    中世初期の「聖杯」の破片がハドリアヌスの長城近郊ヴィンドランダ遺跡で発見
  • 円卓の騎士ベディヴィア卿(Sir Bedivere)の伝承と物語のまとめ | Call of History ー歴史の呼び声ー

    ベディヴィア(英語”Bedivere”)卿はアーサー王物語に登場する伝承上の人物。ベドウィール(ウェールズ語” Bedwyr”)、ベドウェルス(ラテン語”Beduerus”)、ベドワイエ(フランス語” Bédoier”)などの名で登場する。 ウェールズの諸伝承ではブリテン島最強を謳われた隻腕の戦士。ジェフリー・オブ・モンマス作「ブリタニア列王史」(1138年)ではアーサー王の献酌侍従でノルマンディー公に叙されローマ帝国との戦いで壮絶な戦死を遂げた勇将。トマス・マロリー作「アーサー王の死」(1485年)では円卓の騎士の一員で、カムランの戦い後、重傷のアーサー王の命で宝剣エクスカリバーを湖に投げ入れ、アーサー王がアヴァロンへ去るのを見送る忠臣であった。 初期のベディヴィアブリテン最強の戦士ベドウィールベディヴィア卿はウェールズの伝承に登場する戦士ベドウィール(ウェールズ語” Bedwyr”)を

    円卓の騎士ベディヴィア卿(Sir Bedivere)の伝承と物語のまとめ | Call of History ー歴史の呼び声ー
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