防災や温暖化対策などのために市町村が策定する「森林整備計画」について、群馬県の10の市町村で主要な項目の多くが、県が作っている森林整備の文書などとほぼ同じ文章になっていることがわかりました。「森林整備計画」とはどんな計画なのか?なぜ多くの市町村で同じ文章が使われているのか?関東地方で最も森林面積が大きい群馬県の森林整備の課題を取材しました。 (前橋放送局 記者 田村華子/2023年5月取材) 市町村が策定する「森林整備計画」とは 近年は大雨による大規模な土砂災害や地球温暖化などが世界的な課題となっています。こうした課題に対して重要な役割を果たしているのが森林です。日本では、国土の70%近くを森林が占めていることから、計画的に整備を進める必要があります。 森林整備は、政府、国、都道府県、そして市町村がそれぞれの役割に応じた方針を策定しています。中でも重要な役割を担うのが、現場となる市町村です
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