非常に需要が読みにくい状況ではありますが、行政側も手を拱いていたわけではありません。ここしばらくは、川崎市における待機児童数は毎年400~700人程度で推移し、受け入れ定数も微増し続けていました。ならば、予想されるニーズよりも多めに定数を拡大し続ければ、一見問題は解決しそうですが、実際は非常に難しい問題です。筆者が見てきた限りにおいては、市はむしろこまめに計画を改定し続け、着実に実行してきました。なんとしても待機児童問題をなくそうと、高い優先順位を与えられつつ進められてきたと思います。 2002年2月 保育基本計画 2003年5月 事業推進計画 2005年3月 事業推進計画の改訂 2007年3月 保育基本計画の改訂 2007年7月 保育緊急5か年計画 2010年3月 保育緊急5か年計画の改訂 現在進行中の計画としては、2011年度までの10年間を期間とした保育基本計画が200