9日午後3時40分ごろ、福岡県飯塚市平恒の田んぼで、小学4年の男児(9)が手りゅう弾のようなものを発見、自宅に持ち帰った。約2時間後、帰宅した父親(44)が近くの飯塚署穂波交番に持ち込んだ。県警は、交番に爆発物処理班を派遣し、手りゅう弾のようなものを回収。本物かどうか、鑑定などを行いさらに調べる。 福岡県内では、暴力団の抗争事件が相次いでおり、手りゅう弾が武器に使われたケースもある。発見現場近くには組事務所はなく、関連は薄いとみられる。 同署によると、発見された手りゅう弾のようなものは長さ約10センチ、幅約5センチ。土がついた状態だった。 同署は一時、交番の半径50メートル以内の道路を通行止めにし、付近の住民数十人にも避難を呼び掛けた。