東日本大震災後、今まで以上に再生可能エネルギーが注目されましたよね。太陽光をはじめ風力、水力は日本でも目にすることがありますが、世界には太陽光を集め熱で発電を行う大規模な発電所があるのはご存知でしょうか。 発電のしかたは反射鏡や曲面鏡を使用し光を一点に集め、最終的に水を蒸気に変えタービンを回転させ発電するという方法です。これを集光型太陽熱発電と呼び、光の集め方や方式によりタワー式太陽熱発電、トラフ式太陽熱発電、ディッシュ式太陽熱発電の3つが存在します。今回はその中で代表的な発電所について紹介していきます。 タワー式太陽熱発電この発電方式は数百~数千基の平面鏡を用いて光をタワーの一点に集めます。タワーには集熱器が設置されており、熱伝導媒体として溶解塩が流れています。この溶解塩を溶かしておくことで夜間は溶融塩が固体に戻るときの潜熱を利用し蒸気を発生させタービンを回転させます。 下記に登場するス