3年半で62カ国・地域──。安倍晋三首相が外遊した数は、過去最多だった小泉純一郎元首相(在任期間5年5カ月)のそれを大きく引き離す。外交の活発さは第2次以降の安倍政権の特徴だ。なぜ安倍政権は外交に力を入れてきたのか。アメリカが「世界の警察官」をやめる一方、ロシア、中国は「力による現状変更」を打ち出していく。揺れる世界の中で、安倍外交の1300日をどう評価するか。キヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦氏、日韓関係に詳しい木村幹・神戸大学教授、小泉政権下で北朝鮮との交渉を担った田中均氏に尋ねた。(ジャーナリスト・森健、岩崎大輔/Yahoo!ニュース編集部)