その人は、吉野忠夫さん。大宮在住。日本中の狛犬の鼻の拓を採ってまわり、その数1800あまり。すごい。 また狛犬以外にも、銭湯めぐりや橋の銘板拓本を集めたり、また参加者を募ってまち歩きを主催したりと、精力的に活動している。 「狛犬の鼻の拓を採ることを『拓狛』といいます」 「なるほど。でも魚の拓を採るのが『魚拓』なので『狛拓』じゃないんですか?」 「ああ、どっちでもいいんですけどね」 どっちでもいいんだ。 今 回は「拓狛」初心者のぼくのために、入門編コースを組んでくれた。様々な種類の狛犬が楽しめる場所ということで、浦和を選定したそうだ。「どこならバリエーション豊かな狛犬がいるか」なんてことはネットで検索しても分からない。こういう知識ってすごいと思う。ぼくもバリエーション豊かな団地が効率よく楽しめるところなら分かるよ!