「正しい質疑応答への道程(みち)」 舞台挨拶やトークイベントに参加することが多々あるのだが、打ち上げ時なんかに「今日、よかったよね」と思えるのは観客のリアクションが良かった時。賛だけでなく、否もあったりして、いろんな視点が作り手に伝えられたり、と。上映中のウケはいい、トークもにこにこ聞いている、けど司会者が「では質疑応答を」となった瞬間、下を向くのはなぜ?そして上映後のアンケートの時点で制作意図を聞くのはさらになぜ?返答の仕様がないってのに。 海外の映画祭なんかでは聞かなきゃ損って位に質疑応答は盛り上がるのだが、日本では温度差を感じてしまう。 僕としては受け手がもっと積極的になって欲しいのだが、どうにも「手を挙げる」、そのことに抵抗があるのかな、と思う。 「恥の文化」なんて映画というコミュニケーションにおいてはどっかに置いといて欲しい。 作り手にとって最も大切なのは上映するその場、そし