諸星大二郎を総力特集した詩と批評誌ユリイカ 2009年3月号(青土社)が2月27日に発売された。諸星へのロングインタビューをはじめ、伊藤剛、呉智英、永山薫、竹熊健太郎らの論考、「ナチュン」の都留泰作と夏目房之介の対談、作家円城塔の小説など、それぞれの書き手が多角的に諸星大二郎を読み解いている。 さらに1970年に諸星がCOM(虫プロ商事)主催「ぐら・こんコミックスクール」への投稿作として描いた「硬貨を入れてからボタンを押して下さい」が初掲載されているほか、諸星大二郎バイオグラフィー、諸星大二郎主要作品解題など、資料としても価値の高い一冊となっている。 マンガ研究家の斎藤宣彦による諸星大二郎ロングインタビュー「モロホシは一日にしてならず 奇妙なものの存在感を求めて」では、COM時代から昨年2008年にモーニング(講談社)にて連載を再開させた「西遊妖猿伝 西域篇」まで、これまでの仕事を振り返る
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