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ブックマーク / hrhtm1970.hatenablog.com (5)

  • 今日21日(木)と来週28日の朝日新聞夕刊文化面の - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    「学のいま」という連載記事で、マンガ研究の現状が取り上げられます。今日の分では竹内一郎氏の著書に関する問題にも触れられるようです。僕のところにも、先週わざわざ東京から取材に見えられていました。 ちなみに、竹内一郎氏のサントリー学芸賞受賞問題については、これ以外にも紙媒体での反応が出始めていて、ちょっといつの号か分からなくなってしまったのですが、『SPA!』に掲載された、斎藤宣彦さんによる『エロマンガ・スタディーズ』の書評の冒頭でこの問題についてかなりしっかり触れられているのがおそらく最初で、17日(日)の東京新聞掲載の「音のコラム」では藤由香里さんが、また18日発売の「サイゾー」1月号でもフリーライターの中川大地さんが、それぞれ限られた字数の中で、的確に論点をまとめられています。

    今日21日(木)と来週28日の朝日新聞夕刊文化面の - 宮本大人のミヤモメモ(続)
  • 11月24日、高橋真琴&藤本由香里−少女マンガの源流をたずねて− - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    おかげさまで、すごくよいイベントになったと思います。キャパ250人という立派なホールを使ったので、いささか少なめに見えたお客さんの数ですが、僕は正確に把握してないものの、60名前後の方においでいただいたと思います。これ、できたばかりの地方部会のイベントとしては、すごい動員力だと思いますよ。しかも、福岡市じゃなくて久留米市でやってるわけですから。 で、ほんとに重要なのは、お客さんの人数よりも、お客さんの満足度なわけで、その点でこそ、このイベントは大成功だったのではないかと思います。 お話の大きな流れとしては、『少女ロマンス』所収の高橋先生へのインタビューをなぞりつつも、藤さんが用意して来られた膨大な原資料のコピー(貸時代の作品や『少女』誌所収の作品など、当然初出媒体からのカラーコピーです)をほとんど常にスクリーンで見せつつ、これをお描きになったときは…、とか、この瞳のここのところは…、こ

    11月24日、高橋真琴&藤本由香里−少女マンガの源流をたずねて− - 宮本大人のミヤモメモ(続)
  • 竹内一郎サントリー学芸賞受賞問題の〈起源〉・承前 - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』は、著者の「あとがき」によれば、「日下(翠)さんの助言と励ましによって成った学位論文を平易に書き改めたもの」であり、「当初のプランから文は約三分の二、図版は約二〇分の一に削ってある」と言われます。そしてその後に竹内氏はこう付け加えています。「だが、研究の精神は削っていない」。 前回のエントリでは、元になった学位論文もまた、博士論文の水準にはほど遠いものであるという前提で話を進めてしまいましたが、もし『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』と元の学位論文の間にかなりの違いがあるとすれば、出版されたヴァージョンがいかにひどいものであれ、博士論文の方はそれほどでもなかったのでは、という疑問を持たれた方もおられるのではないかと思います。今回は、その点について検証していきたいと思います。 このを通読して上記の「あとがき」に接したとき、私が抱いた淡い期待は、この

    竹内一郎サントリー学芸賞受賞問題の〈起源〉・承前 - 宮本大人のミヤモメモ(続)
  • 竹内一郎サントリー学芸賞受賞問題の〈起源〉 - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    竹内一郎氏が『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』でサントリー学芸賞を受賞した件について、緊急声明的に問題提起を行なったところ、予想以上に大きな反響をいただき、また、多くの有力な援護射撃をいただくことができ、心強く感じました。マンガ論の蓄積が今、どの程度の地力を持ちえているのかを確認する機会を提供してくれたという点では、竹内氏とサントリー学芸賞の選考委員諸氏にも、お礼を言うべきなのかもしれません。 さて、この件がどのような意味で「問題」なのかについては、すでにさまざまな形で上に触れた有力な援護射撃の中で指摘されていますが、今一度、私なりにまとめておきたいと思います。 まず、大きく分けて、二つの問題があります。 ①この著書そのものの質の問題。 ②この著書がサントリー学芸賞を受賞してしまったことの問題。 ①については、すでにこの著書が刊行された時点で、「漫棚通信」、「紙屋研究所」、「白拍子なんと

    竹内一郎サントリー学芸賞受賞問題の〈起源〉 - 宮本大人のミヤモメモ(続)
  • 宮本大人のミヤモメモ:サントリー学芸賞はその歴史に大きな汚点を残した

    と思います。 「サントリー学芸賞に7氏」 http://www.asahi.com/culture/update/1108/019.html 「第28回サントリー学芸賞の決定」 http://www.suntory.co.jp/news/2006/9630.html 今回の「芸術・文学部門」の受賞作の一つである、竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社)が、この受賞にふさわしいレベルの著作でないことは、「恍惚都市」の下記のエントリにまとめられた、いくつかのブロガーたちによる議論や、「白拍子なんとなく夜話」のエントリを見れば明らかです。 http://d.hatena.ne.jp/komogawa/20061109 http://d.hatena.ne.jp/y-shirabyoushi/20060309 今回この著作を受賞作に選んだ「芸術・文学部門」の選考委員諸氏(大岡信、大笹

    宮本大人のミヤモメモ:サントリー学芸賞はその歴史に大きな汚点を残した
    amoeba
    amoeba 2006/11/10
    >マンガ論の蓄積など大したことはないだろうと思い込んだ(としか思えない)選者たちによって、人文社会科学の世界でかなり大きなプレゼンスを持つこの賞を与えられることになってしまった
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