閉廷後に記者会見するバネッサさん(右)ら原告側=21日午後1時54分、東京・霞が関東京電力福島第一原発事故後に自殺した酪農家の遺族が東電を訴えた損害賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が行われた806号法廷=21日午後1時12分、東京地裁、代表撮影 東京電力福島第一原発の事故から3カ月後に自殺した福島県相馬市の酪農家の男性の妻と息子2人が、東電に慰謝料など約1億2600万円の支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日、東京地裁であった。東電は「自殺の原因は男性側にあり、賠償責任はない」と請求棄却を求めた。 福島第一原発の関連記事 2011年6月に自殺したのは、乳牛約40頭を飼育していた菅野(かんの)重清さん(当時54)。堆肥(たいひ)小屋の壁にチョークで「原発さえなければ」などと書いており、妻バネッサさん(35)らは「原発事故が自殺に追い込んだ」と訴えている。 続きを読む関連リンク原発事故後自