前回の記事で、イマドキの若者の仲間意識は「ほどよく狭く、ほどよく深い関係を複数持つ」ことが大事であると、紹介しました。 そんなほどよい内輪の関係の中で、若者たちはどんな会話をしているのか。 今回は、調査やヒアリングの中から少しのぞいてみましょう。 ほどよく内輪を深める方法は、内輪語 「それな」 (「確かに」「そうだね」「その通り」の意) 「あーね」 (「あーなるほどね」「あーそうだね」の意) 「わんちゃん」(「可能性は低いが、ゼロではない」の意) これらのように、若者、特に大学生の流行ワードには“内輪感”を強く感じさせるものが目立ちます。その流行ワードが定番になる場合もあります。 それらの多くは、初めはどこかの小さな内輪で使われたのが起源で、内輪感を深める内輪語(内輪の中でしか通じない共通語)として生まれているようです。 「それな、の活用形として、うちらのサークルでは“それまる”って言いま