"SMB" と略される中堅・中小企業向けの IT ビジネスで、成功したといえる企業がない、と言われて久しいです。まずベンダーである IT 企業側の声はおおむね次のとおり。 受注金額が低い(月額なら10万円以下、開発一式でも数百万程度)が、要望が多いため、赤字プロジェクトになってしまう。 パッケージソフトを提案しても、相当のカスタマイズを要求される。(しかしカスタマイズ費は捻出できない) IT に関する基礎知識が不足しており、システム管理者がいないため、ちょっとしたトラブルにも慌ててしまう。 つまり利益率が低く、手離れがよくないと認識されています。しかし市場そのものは大きいため、無視できるものではありません。 続いてユーザー企業側(中堅・中小企業)の声はおおむね次のとおり。 一人で複数の業務を行っており、会社・組織毎に業務ルールが異なる。よってパッケージではなく、自社オリジナルの業務を支援す