定年退職後に飲食店経営でもう一旗揚げたい――そう夢を描く人も多いだろう。できれば趣味を生かした店作りができれば一石二鳥だ。そんな夢をかなえたのが東京・荻窪でロックバーを開業した鎌田政史さんだ。 鎌田さんは定年の3年前から来るべき日に備え、さまざまなセミナーに参加するなどして退職後の計画を練ってきた。これまでの経験を生かしたコンサルタント業務、ネットビジネス、フランチャイズでの開業などを調査研究した。 時間をかけてリサーチした結果、「自営のサービス業がビジネスを始めやすく、不況下でもアイデア次第で活路を開ける」という答えを導き、飲食店に焦点を絞った。鎌田さんの分析はこうだ。 「リーマンショック以降、日本では景気が低迷し、さらに追い打ちをかけるように震災や国際問題での対応不足が露呈しました。今後も人材や技術の海外流出の傾向が強くなり、景気はしばらく厳しい状況が続くと予想しました。こんな不安定な
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