先週末、速報でお伝えしたように、5月13日に東芝・ソニー・松下の3社が集まり、青紫レーザーダイオードを用いた次世代光ディスクの規格統一に向けた話し合いが行われた。しかし、日付が変わって14日深夜1時過ぎにまで及んだ会議は、結局は物別れに終わっている。 ただし、「多少の弾力性が残されている」と前回の記事でも述べたように、わずかな可能性を残して翌15日に、3社による交渉が継続された。13日までの段階では、互いの開発の進捗状況や開発データを交換し、それぞれの考え方を主張しあったが合意には至らなかった。15日の交渉では、出尽くした感のある互いの主張を前提に、経営視点に立つトップ同士の“話し合い”となったようだ。 従来と同じ議論に終始した先週までの会議 もともと、統一交渉が開始されたのは、東芝側からのアプローチだった。東芝本社トップの判断で、0.1ミリへの変更を検討することを前提にソニー・松下側に、
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