日経BPコンサルティングは,「携帯電話利用動向調査2005」の調査結果を基に,携帯電話の番号ポータビリティ(MNP)実施後の通信事業者(キャリア)のシェア変動を試算した。 調査結果では,MNPでユーザーが支払う手数料が1000円以下になった場合,au 以外のキャリアからauへの乗り換えが最も多く発生する。その結果,auのシェアはNTTドコモに並ぶことが分かった。MNPは,一定の手数料を支払うと,契約している通信事業者(キャリア)を変更してもそれまでの携帯電話番号を継続できる制度。手数料はまだ決まっていない。 試算の条件は,MNPの手数料が1000円以下になった場合。この条件下で,調査対象者である携帯電話ユーザーの57%が,「MNPを利用してキャリアを乗り換えたい」と答えた。キャリア別に見ると,NTTドコモ・ユーザーの55%,auユーザーの50%,vodafoneユーザーの72%,TU-KA