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ブックマーク / xtech.nikkei.com (201)

  • 新常用漢字表が迫るUnicode移行、「シフトJIS」では対応不可能 | 日経 xTECH(クロステック)

    普段使用する漢字の指針となる「常用漢字表」が、2010年度にも改正される。新たに追加される196文字の中に、文字コード「シフトJIS」にない漢字が含まれているため、情報システムに大きな影響を与えそうだ。最新のJIS規格「JIS X 0213:2004」の改正に委員としてかかわった京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センターの安岡孝一准教授が、問題の核心を解説する。     (日経コンピュータ) 2009年11月10日、文部科学省の「文化審議会国語分科会」において、常用漢字表の改正案が承認された。現行の常用漢字表にある1945字から「銑」「錘」「勺」「匁」「脹」の5字を削除し、新たに196字を追加する改正案で、2010年度の内閣告示を目指している。 新しい常用漢字表が告示されると、「シフトJIS」や「EUC-JP」といった従来からある文字コードを使用するシステムで大きな問題が生じ

    新常用漢字表が迫るUnicode移行、「シフトJIS」では対応不可能 | 日経 xTECH(クロステック)
  • 「次世代スパコン・プロジェクト」論争で分かったこと

    仕分け調査から行政刷新会議へ これまで2回にわたって、スパコンの仕分け調査に関して議論を進めてきた(第1回,第2回)。それに対して参考とすべき多くのコメントをいただいた。深く謝意を表したい。その議論を含め、科学技術政策についての基的な考え方を問い直す、とてもよい機会になったと思っている。 その仕分け調査はいよいよ今日(11月27日)で終わり、場面は「行政刷新会議」に移ることとなる。行政刷新会議とは平成21年9月18日の閣議で設置が決定されたもので、その目的は「国民的な観点から、国の予算、制度その他国の行政全般の在り方を刷新するとともに、国、地方公共団体及び民間の役割の在り方の見直しを行うため、内閣府に行政刷新会議を設置する。」となっている。 メンバーは、 議長  鳩山 由紀夫   内閣総理大臣 副議長 仙谷 由人    内閣府特命担当大臣(行政刷新) 議員  菅 直人     副総理(国

    「次世代スパコン・プロジェクト」論争で分かったこと
  • 国産の次世代スパコンは必要でしょうか?

    中止か継続か。文部科学省が理化学研究所を通じて進めていた次世代スーパーコンピュータの開発プロジェクトが揺れている。きっかけは、事業仕分けを進める行政刷新会議が11月13日、次世代スパコン開発事業について「来年度の予算計上の見送りに限りなく近い縮減」という厳しい評価を下したことだ。 しかし11月22日、菅直人副総理が「(開発事業予算の事実上の凍結は)見直すことになる」と表明、次世代スパコンの開発を巡り再度議論される方向になった。国策として開発を続けるべきなのか。続けるとすればどのように進めるべきか。次世代スパコンの開発を取材してきた島田昇日経コンピュータ記者に、日経コンピュータ編集長が質問した。島田記者と編集長が編集部で同席することはめったになく、以下のやり取りは電子メールによるものを,多少デフォルメしたものである。 編集長(以下,Y) 島田(以下,S)君、編集部で席が隣の割には最近会わない

    国産の次世代スパコンは必要でしょうか?
  • 【東京モーターショー】トヨタ自動車、「Prius Plug-in Hybrid Concept」を公開《動画追加》

    トヨタ自動車は東京モーターショーで、プラグインハイブリッドのコンセプト「Prius Plug-in Hybrid Concept」を公開した。新型「プリウス」をベースに開発したもので、家庭や充電ステーションにおける普通充電に対応させたほか、電池容量の増加による航続距離の拡大、暖房にヒートポンプを使用するのが特徴。2009年末から法人向けにリース販売する計画。

    【東京モーターショー】トヨタ自動車、「Prius Plug-in Hybrid Concept」を公開《動画追加》
  • 民主党政権下での「羽田-成田リニア新線」の実現度

    前原誠司国土交通相の発言で、にわかに盛り上がる「羽田ハブ空港化」。神奈川県の松沢成文知事は10月29日、前原国交相と会談。羽田空港と成田空港をリニア新線で結ぶ「超高速鉄道整備構想」をアピールした。松沢知事は会談後の会見で、「未来への公共投資だ」、「議論を巻き起こしたい」と意気込みを語った。 リニア新線構想は、大深度地下にリニアを走らせ、15分程度で羽田空港と成田空港間を結ぶ構想だ。神奈川県は、建設費を約1兆3000億円、経済波及効果を約2兆9000億円と試算している。松沢知事は会見で、リニア新線整備のメリットについて(1)国際水準の首都圏空港の実現(2)首都圏住民の空港アクセスの向上(3)首都圏の業務核都市の育成(4)モーダルシフト(自動車から鉄道や船舶へ、人や貨物の輸送を切り替えること)による地球環境保全への貢献(5)未来に向けての公共投資技術開発――などを挙げ、「二つの空港を運用で一

    民主党政権下での「羽田-成田リニア新線」の実現度
  • ケータイ早打ちの「最速記録を更新」,FIO社が独自テンキーで

    米FIO Technology Inc.は,160文字の英文を入力する「早打ち大会の記録を破った」と発表した。同社は記録更新に,改良を続けてきた独自のテンキーを備えた携帯電話機を用いた。入力を担当したのは,同社 創業者でCEOの吉元逸郎氏。吉元氏は,かつてカシオ計算機やナムコに在籍していた。 このテンキーは,右のように1キー当たり二つのスイッチを備える。数値入力からQWERTYモードに移行したとき,各スイッチの入力を次のように解釈する。 sw1入力   →Q sw1+sw2入力 →W sw2入力   →E sw2+sw3入力 →R sw3入力   →T 吉元氏は「これまでの記録は18歳が作ったもの。50歳の私でさえ更新できたのは,当社の独自テンキーが優れていたから」と語る。以下にFIO社が公開した動画を紹介する。 ●日語(1/2) ●日語(2/2) ●英語

    ケータイ早打ちの「最速記録を更新」,FIO社が独自テンキーで
  • 大不況を乗り切る突破口は、人の「削減」ではなく「教育」にあり!

    「人は削減しません」。都内で開かれた「流通・小売り」をテーマにしたイベントで、成城石井の大久保恒夫社長は、こう言い切った。 大久保社長は「経営改革や会社再生のプロ」として有名だ。かつてイトーヨーカ堂の業務改革にかかわり、営業利益を約250億円から約1000億円に改善した。ユニクロの改革を手がけ、営業利益を約60億円から約1000億円に引き上げた。無印良品は約60億円から約110億円に、九州のドラッグストアチェーン、ドラッグイレブンは約15億円の赤字から約15億円の黒字に転換させた(大久保社長の講演資料から)。 そして2007年2月、成城石井の社長に就任。8億円まで落ち込んだ営業利益を30億円に押し上げるなど、再建を果たした(同資料から)。 大久保社長が最も大事にしているのは、「売り場をよくすること」。結果として、財務諸表の改善につながるという。売り場をよくするために、働く人を削減せず、徹底

    大不況を乗り切る突破口は、人の「削減」ではなく「教育」にあり!
  • 第6回:DisplayPort,パソコン業界を中心に支持を集める

    (前回から続く) 「アナログVGA端子は,いつになったら不要になるのか。VGAの出力端子が厚くて,ノート・パソコンの薄型化を進められない」(ある国内パソコン・メーカーの技術者)。 パソコンやノート・パソコンで長い間,映像出力端子として用いられてきたVGA(video graphics array)。このVGA端子が厚いことが,機器の薄型化の障壁になっているとの声が多い。来であれば,1999年4月に登場した「DVI(digital visual interface)」により,VGAが置き換えられるはずだった。しかし,DVIのコネクタが大きく,また相互接続性の確保が不十分だったなどの理由でそれほど普及していない。そのため,今でも多くのパソコンとモニターでVGA端子が採用されている。 こうした状況から,再度VGA端子の置き換えを狙って2006年5月に登場したのが「DisplayPort」である

    第6回:DisplayPort,パソコン業界を中心に支持を集める
  • 2008年度の電子書籍の国内市場規模は464億円,携帯電話機向けが牽引

    インプレスR&Dは,電子書籍の国内市場調査の結果を発表した(発表資料)。2008年度の電子書籍の市場規模は,対前年度比31%増の464億円。2007年度の前年度比成長率95%と比べると,伸びは鈍化しているものの,順調に成長しているという。 市場全体の86%を占めたのは携帯電話機向け電子書籍。市場規模は402億円で,前年度と比べると42%増加した。インプレスR&Dは,2006年度以降,電子書籍市場を牽引しているのは携帯電話機向け電子書籍と説明する。2005年度までは,携帯電話機向けよりパソコン向けの市場規模の方が大きかったが,2006年から逆転した。同社が携帯電話機向け市場の拡大の要因として挙げるのは,2007年度に続いて各出版社がコンテンツの電子化に対し積極的に取り組み始めたことや取次サービスの整備による流通の円滑化,タイトル数の増加によるコンテンツの充実など。一方,2008年度のパソコン

    2008年度の電子書籍の国内市場規模は464億円,携帯電話機向けが牽引
  • W3C,マークアップ言語「XHTML 2」を「HTML 5」に統合へ

    Web関連技術の標準化団体World Wide Web Consortium(W3C)は米国時間2009年7月2日,マークアップ言語HTMLをXMLで再定義した言語「XHTML 2」について,策定担当ワーキング・グループ(WG)の憲章(行動指針)「XHTML 2 Working Group charter」の適用を2009年末で打ち切ると発表した。同憲章を更新せず,HTML担当の「HTML WG」に投入するリソースを増やすことで「HTML 5」仕様の策定作業を加速させ,HTML開発の方向性を明確化する考え。 W3CはXHTMLHTMLのXMLシリアライゼーション(XML形式への変換)と見なしている。HTML 5仕様にXMLシリアライゼーションを含め,引き続きHTML WGで検討していく。現在HTML 5仕様でこのXMLシリアライゼーションは「XHTML 5」と呼んでいるが,今後HTML

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  • 第65回 [図解]Webサイト構築プロジェクト・ワークフロー - Webデザイン エンジニアリング:ITpro

    今回は,Webサイト構築プロジェクトのワークフローを俯瞰してみたいと思います。実際にクライアントから声がかかる場面から納品,つまり開発案件の完了までを12の「ステージ」に分けて図解してみました。思考のプロセス/人的配置/タスク/ツールなども一緒に記しています。少し大きな図になってしまいましたが,ご参考になれば。 図は,一番上は「4つのステップ/3つのタスク/12の要素(第62回 持続可能なWebサイト開発を支える12の要素)」。その下は,人的配置をロール(役割)ごとに記述しています。その下は,大まかなタスクのレベルです。それぞれの期間内に処理すべき項目を列挙しています。その下が,「ステージ」。プロジェクト全体を12のステージに分類して作業内容を整理しています。基的には,その流れの順で進んでいきます。その下は,それぞれのステージのアウトプットのイメージで,更にその下にはよく使うファイルアイ

    第65回 [図解]Webサイト構築プロジェクト・ワークフロー - Webデザイン エンジニアリング:ITpro
  • ムダと一緒に捨てたもの

    怖い話を聞いた。某大メーカーの幹部が雑誌をパラパラとめくっていたら、大口取引先であるメーカーの広告が載っていた。さっそくその幹部はそのメーカーを訪ね、「いやあ結構なことですな、このご時勢に広告をお出しになる余裕があって」と皮肉ったらしい。そう言われた中堅メーカーでは即日、広告出稿を停止したという。 業績不振で広告宣伝費を大幅に削減している大手メーカーの心証を悪くしたくないという配慮であろう。「余裕があるとみられたら、必ずや厳しく値下げを求められる」という現実的な理由もある。とにもかくにも、大切な顧客に「余裕がある」と見られてはならないのである。 かく言う私だって、上の人から「みんな忙しそうなのに、君は余裕だねぇ」などと言われたら、その瞬間からものすごく忙しそうなフリをして「いやぁ、ヘラヘラしているように見えるかもしれませんが実はすごく大変なんでして」とか、思いつく限りの悲壮ネタを披露するこ

    ムダと一緒に捨てたもの
    anaking
    anaking 2009/06/04
    問屋が企業にとって緩衝材となっていた面もあった
  • 「一体,我々のどこが悪い」,JASRACが公取委と全面対決へ

    他の著作権管理事業者との競争を阻害しているとして,社団法人日音楽著作権協会(JASRAC)に独占禁止法違反で排除措置命令を行った公正取引委員会。「公取委の事実誤認」として不服を申し立てるJASRAC。意見がい違う両者と,その背後にはどのような問題があるのか。経緯を整理するとともに,まずはJASRAC側の言い分を聞いた。 2008年4月。公正取引委員会は日音楽著作権協会(JASRAC)に対し,他の著作権管理事業者との競争を阻害しているとして,独占禁止法(私的独占の禁止)違反の疑いで立ち入り調査を行った。近年,二次創作の人気も成長の一要因であった動画共有サイトに対し「著作権侵害」として厳格な運用を求めるなど活躍が目立ったJASRAC。インターネット上では公取委の動きに好感を示す意見が多い半面,権利者や著作権利用者などの関係者の間では戸惑いの声も聞こえた。 そして2009年2月27日。正式

    「一体,我々のどこが悪い」,JASRACが公取委と全面対決へ
  • スチュワーデスが見える席

    あるリンゴに関していささか憤慨している。いや、リンゴが悪いわけでもそれを育てた人に腹を立てているわけでもない。たまたま「奇跡のリンゴ」という話を聞き、どれどれと調べていくうちに嵐のような賛美の声を目の当たりにし、それを読んでるうに熱いものが腹の底からこみ上げてきたのである。 この、奇跡のリンゴなるものの存在を知ったのは、中村修二氏と先日話したことを基に、別の記事を書いている最中だった。聞いてしまったばっかりに、俄然そちらに注意が奪われてしまい、仕事が前に進まなくなってしまった。そんなことで今回は、「それはしばらく後にしたら?」というもう一人の自分の声に抗って、これをテーマにすることにした。というのも、「インチキまくら」とか「天然疑惑」とか、どうも最近この手の話が多いのである。だから、「あぁ、またその手の話ね、聞き飽きたわ」という方も少なからずいらっしゃると思う。それを無理にお引止めすること

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  • 不況とユーザー企業とIT技術者

    1カ月ほど前,この記者の眼に「見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること」という記事が掲載された。市役所の職員である中村芳樹さんが,Linux上で動くAsteriskというオープンソースのIP-PBXソフトを導入して,システム構築コストおよび運用コストを大幅に削減したという事例を取り上げたものだ。 この記事に対して,読者のみなさんから多くのコメントが寄せられた。そこで目に付いたのが,「一部マニアの手作りシステム構築が,後に厄介なことになるのは,みんな知っていることだと思います」といった,どちらかというと否定的なものだった。 ここで疑問がわいた。単純に考えれば肯定的にとらえられるはずの事例が,なぜ否定的な目で見られるのだろうか――。 情報化投資で立ち遅れている日 この疑問を解くとっかかりとして,一つのデータを見る。総務省が2008年7月に公開した「平成20年度

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  • 【太陽電池展】Konarka社,「完全に透明な太陽電池」を2009年末に出荷へ

    半透明な太陽電池モジュール。左から右にかけて配線の密度が次第に高くなっている。これは「顧客の好みで選んでもらうため」(Konarka社)という。 米Konarka Technologies,Inc.は,同社がロール・ツー・ロールで製造した有機薄膜太陽電池モジュール各種を「PV EXPO 2009 第2回国際太陽電池展」に出展した。フレキシブルであることを生かしてカバンに実装したり,電子ペーパーの電源として利用する試作品を披露している。 Konarka社の有機薄膜太陽電池モジュールのエネルギー変換効率は,室内で4%,屋外で3~4%だという。屋外のほうが効率がやや下がるのは,「電流が増えると回路抵抗の大きさが目立ってしまうため」(Konarka社と同じブースで出展中のトッパン・フォームズの説明員)。 同社の展示の中には,半透明の太陽電池もある。「展示品は半透明だが,すでに完全に透明な太陽電池モ

    【太陽電池展】Konarka社,「完全に透明な太陽電池」を2009年末に出荷へ
  • 2008年を振り返る,「この製品サービスがすごい!」

    今までの常識を打ち破る概念や,誰も思いも付かなかった新機軸なアイデア,今まで無かったユニークな視点と工夫…。一見退屈に思えるエンタープライズ(企業情報システム)関連ベンダーが開発/企画化する新製品や新サービス分野こそ,実はこうした刺激に満ち溢れた世界だと,記者は考えている。 以下は,新製品/サービス記事の執筆を日常業務としている記者が,自身が執筆した過去記事の中から独断と偏見で選んだ「2008年における新機軸でユニークな製品サービス10傑」である。いずれも,自信を持って紹介できる製品サービスばかりである。 2008年のベストは,何と言っても,米3teraのグリッドOS「AppLogic」だ(第1位: 関連記事)。AppLogicの世界では,画面上にアイコンによってWebサーバーやDBサーバーを仮想的/論理的に表現し,それらを線でつないでWebシステムを構築する。最高にサイバーでイカした,S

    2008年を振り返る,「この製品サービスがすごい!」
  • 「目的」なき生物に学ぶ

    先週,ある地方で,ものづくり系中小企業の経営者何人かとお話しする機会があった。「9月以降,受注が急減した」と口を揃える。とりわけ,特定の限られた顧客に依存している中小企業が苦境に陥っているようだ。背景には,例えば,ある大手自動車メーカーとその系列の1次部品メーカーが,資関係があったり,取り引き関係が深かったりする,お膝元のサプライヤーに仕事を集中させ始めたことがあるという。その結果,同企業グループ関連の仕事をしている7000社程度ある中小加工メーカーのうち,「年内(年度内ではない)にそのうち2000社が倒産するという見方さえ出ている」,とある機械加工メーカーの社長は語った。 自動車メーカーと資関係もなく,取り引き関係も薄く,お膝元にもいない中小企業が生き残るには,「技術力」をアピールすることが重要になる。ただし,技術力が高いと思っていても安閑としていられないという。「中小加工メーカーが

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  • ヒトもカネもなくともシステム内製はできる

    「ヒトもカネもない中小企業でも,やればできる」---菅雄一氏は関西のある企業のたった一人のシステム担当である。従業員約200人の製造業で,ほぼ独力でネットワークを引きサーバーを立て,社内向けのグループウエアや顧客向けのQ&A情報検索システム,販売システムなどを構築してきた。 ミドルウエアとして使っているのは,すべてオープンソース・ソフトウエア。ハードウエアの代金と回線料を除けば,費用はほぼ菅氏の人件費だけだ。 最初はエラーの連続 菅氏がシステム内製を始めたのは,2000年に同社がインターネットに接続したことがきっかけだった。この時,インテグレータから提案されたサーバーの費用は,営業所や社のパソコンの設定変更,ファイアウオールなどを含めて100万円以上。それを見た菅氏は「10万円のパソコンにLinuxを入れればもっと安くできるのに」と思った。 菅氏は思っただけでなく,実際に行動した。自前で

    ヒトもカネもなくともシステム内製はできる
  • ITpro読者200人が考えた“うっかりミス”対策

    先だって、この「記者の眼」欄で情報システムの“うっかりミス”について書き、読者の皆様にアンケートをお願いした(関連記事『「うっかりミス」は叱っても減らない』。ここでいう、うっかりミスとは、システムの操作ミスやパラメータ設定の誤りなどを指す。アンケート回答の受付期間が1週間と短かったにもかかわらず、184件もの有効回答を頂いた。この場を借りて御礼を申し上げるとともに回答結果と読者から寄せられたコメントを公表する。 アンケートの目的は、読者の皆様が実際に体験した、あるいは職場などで見聞きした、うっかりミスの具体例と発生原因、対策を共有することである。うっかりミスの再発を防ぐために具体例の共有が有効だからだ。これは、心理学や失敗学など人間の失敗を研究する専門家の共通認識である。 7割がうっかりミスに直面 アンケートの最初に、「うっかりミスをしたことがあるか」あるいは「職場で見聞きしたことがあるか

    ITpro読者200人が考えた“うっかりミス”対策