安楽死に関するanatadehanaiのブックマーク (21)

  • 専門家がタブーに切り込む「安楽死を導入したら国家はいくら“節約”できるのか」 | 「人生最後の1年」は高くつく

    安楽死や自殺幇助に関する議論で、誰もが意識しつつも、誰も口に出そうとはしないタブーな話題がある。それは、安楽死が持つ経済的な影響だ。厄介なのは、それが議論で外せない重要な論点となっていることだ。 そんな状況のなか、シンクタンクのフランス政治刷新研究所が、この問題を正面から取り扱う思い切った報告書を公表した。その報告書『人生の終末期に関する議論で語られない経済的・社会的側面』の著者パスカル・ファーヴルに話を聞いた。 ──なぜ人生の終末期における社会的・経済的側面に関心を抱いたのですか? 私は医者ですが、いまは博士課程に籍を置き、安楽死の問題を研究しています。医者が安楽死にどう関わるのか、そのとき医者にどんな責任があるのか、ということに関心を持っています。 研究のなかで、安楽死が合法化されたときにどんなことが起きるのか、他国の事例を調べることになります。ベルギーとオランダでは2002年から、ケ

    専門家がタブーに切り込む「安楽死を導入したら国家はいくら“節約”できるのか」 | 「人生最後の1年」は高くつく
    anatadehanai
    anatadehanai 2025/04/26
    最近癌の知人が、高額療養費制度と訪問看護の緩和ケアに支えられて自宅で穏やかに亡くなった。別の人は80代だが瀕死の脳卒中からの治療とリハビリが奏功し完全に日常復帰。こういうのを「無駄」と見るのかどうか。
  • ノア・スミス「安楽死の歪んだインセンティブ」(2024年4月3日)|経済学101

    「死んではいかが」とほのめかすのは,納税者のお金節約するいい方法じゃないね"Euthanasia" by alberto.biscalchin, CC BY-SA 2.0「税金を低いままにしたくって / 市長は悪ガキどもを殺してる」 ――The Weakerthans今回の記事では,繊細で扱いにくい話題をとりあげる:安楽死,別名「死亡幇助」について語ろう. 原則として,安楽死はしてもいいとぼくは思ってる.頭脳が正常な状態にあるかぎりなら,おぞましい苦痛を耐えながら生き続けるかわりに死ぬのを選ぶ権利が人々にはあるとぼくは信じてる.安楽死のことを考えても,ぼくは嫌悪感を覚えないし,心の奥に深く根ざした道徳的禁忌に触れたりもしない.この点についてぼくと意見がちがう人は――あらゆる人命は神聖でどんなコストを払ってでも守らなくてはいけないと思ってる人や,さらには,どうにも言い表せないけれど安楽死

    ノア・スミス「安楽死の歪んだインセンティブ」(2024年4月3日)|経済学101
  • 現役内科医が断言「寝たきり老人の胃ろうは保険適用外にすべき」という主張は完全におかしい 「胃ろう」をやめても医療費増大の問題は解決しない

    近年、日が貧しくなったせいか、高齢化が進んだせいか、尊厳死と組み合わせて「高齢者に無駄な医療費をかけるな」という乱暴な主張がされがちだ。内科医の名取宏さんは「医療費の増大は、高齢化よりも医療の進歩のため。世代間対立を生むような偏った主張には耳を貸さないほうがいい」という――。 極論に惑わされず正確な情報収集を 少し前、「『寝たきり老人の胃ろうに保険適用しません。飯がえない老人は自費で生き残るか諦めてください』と言える政治家が必要になります」というツイートが話題になりました。 「胃ろう栄養」とは、口から十分な事ができなくなった患者さんに対して、手術で腹部に小さな穴を開けてチューブを通し、胃に栄養剤を入れる方法です。他に鼻からチューブを挿入して胃や腸まで通し、栄養剤を注入する「経鼻栄養」があります。経鼻栄養のほうが手術は不要ですぐに行うことができるという利点があります。一方、胃ろう栄養

    現役内科医が断言「寝たきり老人の胃ろうは保険適用外にすべき」という主張は完全におかしい 「胃ろう」をやめても医療費増大の問題は解決しない
    anatadehanai
    anatadehanai 2025/04/11
    "逆説的ですが、ご自身が尊厳死を選びたいだけではなく、他の多くの人にも尊厳死を選ぶ権利が保障されてほしいと考えるのであれば、「寝たきり老人の胃ろうに保険適用しないこと」には強く反対すべきです。"
  • 『京都でのALS患者の嘱託殺人容疑事件』に関してーハワイ在住緩和ケア医による個人的見解.pdf

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    『京都でのALS患者の嘱託殺人容疑事件』に関してーハワイ在住緩和ケア医による個人的見解.pdf
  • 〝安楽死〟は家族のため―― 「死にたい」娘のエゴ、「生きてほしい」親のエゴ 涙ながらに口に入れた致死薬(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース

    完治の見込みがない難病と闘い続ける日人女性・くらんけさん(仮名、当時30)は、安楽死するためにスイスにやってきた。これまで抱えてきた心のうちを医師に明かした。 【画像をみる】「死にたい」娘のエゴ、「生きてほしい」親のエゴ 涙ながらに口に入れた致死薬 「私が死にたい気持ちを優先するのがエゴなのか、生きてくれと頼む両親の気持ちがエゴなのか。その狭間でずっと悩んできました。しかし、私は死にたいのです」 全身全霊をかけて闘病生活を支えた両親は、安楽死に強く反対していた。そんな両親を説得したくらんけさんは、医師から処方されたコップに入った致死薬入りの液体を、ストローで吸い込んだ。口の中で強い苦みが広がっていく。 「やっと楽になれる」 傍らでは父親が娘の手をぎゅっと握り、目を真っ赤にしながらもその最期を見届けようとしていた。 記者である私の目の前で、1人の若い女性が自らの意思で命を終えようとしている

    〝安楽死〟は家族のため―― 「死にたい」娘のエゴ、「生きてほしい」親のエゴ 涙ながらに口に入れた致死薬(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
    anatadehanai
    anatadehanai 2024/09/15
    「両親や2人の姉に介護させる一生なんて、絶対に嫌だ」家族介護に頼らない選択肢もあるのに。私の知る障害者たちは家族外の訪問介護を使って自立生活している。良くも悪くも家族に縛られすぎという印象。
  • 誰にも頼らず 安楽死した邦人女性 - Yahoo!ニュース

    安楽死することは悲しくない。やり残したことは何もないし、当に幸せな人生だったの。私のゴールはここ。やっと夢が叶うのよ」 スイスのある施設で、まもなく安楽死を遂げようとしていた迎田良子さん(64)は、一点の曇りもない、晴れ渡った表情をしていた。 記者として、他人の人生に、ましてや、その人の命の決定に口を挟む資格はない。そのことを重々理解しつつも、私は「あなたは死が差し迫っているわけではないし、まだ生きられると思うんです」と問いかけた。迎田さんの中に生きる選択肢がわずかにでも残されていないかを確認したかったからである。(TBSテレビ 西村匡史)

    誰にも頼らず 安楽死した邦人女性 - Yahoo!ニュース
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    anatadehanai 2024/07/15
    「人に頼れない」問題は社会が解決できるしするべきだが、病気の苦痛そのものは医学の進歩を待つくらいしかできない。この人の動機も、前者については「頼っていい」と言いたいが、後者には返せる言葉がない。
  • 車いすを押してきた人間として、いま複雑な気持ちでいる

    俺は、爺さんと親父と2人の車いすを押してきた人間として、映画館の対応で炎上している今の騒動を複雑な気持ちで見ている。 少し愚痴を書き込みたい。 単純な話として、もし自分の働いているところにああいう車いすユーザーが来たら、表面的な対応は別としても内心では腹が立つ。これはもうしょうがない。 クソみたいなクレーマーは多いし、ちょっとこっちが仏心を出すとそこにつけこむクソ客も多い。 とりあえず言ってみて通ればめっけもん、一度通ればそっからはソコを最低ラインとしてさらに言う、対応できなきゃ文句を言う。対応する側としてはクソ客以外の何物でもない。 ただ、そういう対応する側からすると速やかにおかえり願えないかなと思うようなゴリゴリ押してくる車いすユーザーが先陣を切ってくれなければ、変わらなかっただろうな、とも思う自分が居る。 爺さんの時は、俺も車いすを押したが、主に調べたのは親父やおふくろだった。 何を

    車いすを押してきた人間として、いま複雑な気持ちでいる
    anatadehanai
    anatadehanai 2024/03/18
    "わがまま放題で主張しまくりで、いわゆる健常者が出来てるプレミアムな体験を俺にも寄越せ!と叫ぶ先駆者がいてくれないと、変わんねえだろうな" ほんと、そうなんだよね。
  • 「怒りと悔しさで震えが止まらない」「この事件はただの殺人」ALS患者らの団体が会見 嘱託殺人事件の判決を受け 医師に懲役18年の有罪判決(MBSニュース) - Yahoo!ニュース

    難病・ALS患者への嘱託殺人の罪などに問われた医師の裁判で、京都地裁は懲役18年の有罪判決を言い渡しました。判決を受けて、ALS患者らで集まる団体は先ほどから会見を開いています。 【画像を見る】亡くなった林優里さん (団体に所属する増田英明さん)「怒りと悔しさで震えが止まらない。この事件はただの殺人です。林さんの死にたいという言葉だけを捉えるのは同じ事件の裁判での、裁判所での考えを変えるものではありません。また、林さんが殺されたことは許されません。憲法が悪いのではなく大久保被告の考えが憲法に逆行している」 (団体に所属する岡山裕美さん) 「生きたいという気持ちを持っていたのに殺されたのは嘱託ではないのではないか殺人ともいえると私は感じています」 医師の大久保愉一被告(45)は2019年、元医師の山直樹被告(46)と共謀し、ALS患者の林優里さん(当時51)から依頼を受け、薬物を投与し、殺

    「怒りと悔しさで震えが止まらない」「この事件はただの殺人」ALS患者らの団体が会見 嘱託殺人事件の判決を受け 医師に懲役18年の有罪判決(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
  • ALS患者に対する嘱託殺人などの罪、医師に懲役18年判決:朝日新聞デジタル

    知人の元医師の父(当時77)を殺害し、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51)から依頼を受けて殺害したとして、殺人や嘱託殺人などの罪に問われた医師、大久保愉一(よしかず)被告(45)…

    ALS患者に対する嘱託殺人などの罪、医師に懲役18年判決:朝日新聞デジタル
  • 【読書感想】安楽死が合法の国で起こっていること ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    安楽死が合法の国で起こっていること (ちくま新書 1759) 作者:児玉 真美筑摩書房Amazon Kindle版もあります。 安楽死が合法の国で起こっていること (ちくま新書) 作者:児玉真美筑摩書房Amazonにも、終末期の人や重度障害者への思いやりとして安楽死を合法化しようという声がある一方、医療費削減という目的を公言してはばからない政治家やインフルエンサーがいる。「死の自己決定権」が認められるとどうなるのか。「安楽死先進国」の実状をみれば、シミュレートできる。各国で安楽死者は増加の一途、拡大していく対象者像、合法化後に緩和される手続き要件、安楽死を「日常化」していく医療現場、安楽死を「偽装」する医師、「無益」として一方的に中止される生命維持……などに加え、世界的なコロナ禍で医師と家族が抱えた葛藤や日の実状を紹介する。 5年前に難病のALSを患う女性に依頼され殺害した罪などに

    【読書感想】安楽死が合法の国で起こっていること ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 安楽死が合法の国で起こっていること…「生活保護」より「安楽死」の申請のほうが簡単というカナダの事情 合法化からわずか5年で安楽死は4万人超

    後発国でありながら「安楽死先進国」になったカナダ カナダは安楽死の合法化では2016年と後発国でありながら、次々にラディカルな方向に舵を切り続け、今ではベルギー、オランダを抜き去る勢い。ぶっちぎりの「先進国」となっている。 カナダではケベック州が先行して2015年に合法化したが、その際に法律の文言として積極的安楽死と医師幇助自殺の両方をひとくくりにMAID(Medical Assistance in Dying)と称し、翌年の合法化でカナダ連邦政府もそれを踏襲した。Medical Assistance in Dyingを平たい日語にすると「死にゆく際の医療的介助」。しかし、これでは積極的安楽死から緩和ケアまでがひと繫がりのものとして括られてしまう。 安楽死を推進する立場はそれまでにもAID(Assistance in Dying)、VAD(Voluntary Assisted Dying

    安楽死が合法の国で起こっていること…「生活保護」より「安楽死」の申請のほうが簡単というカナダの事情 合法化からわずか5年で安楽死は4万人超
    anatadehanai
    anatadehanai 2024/01/15
    欧米は個人主義が発達しているから安楽死導入しても強要にはならない、と言われてきたのだが、最近の事例を見るとやっぱり強要っぽくなってるんじゃないの?と。そして、況やこの日本社会に於いてをや。
  • 「そこまでして老人を介護すべきか」を考えてみる

    ――母もまた認知症を発症する前は、「歳をとってもホームなんてところ入りたくない」というのが口癖だった。「老人ばっかり集められて、チイパッパとお遊戯とかやらされるなんて、おお嫌だ」と言っていた。常々「最後まで頑張って生きるから、あなたたち、死ぬときだけは手伝って頂戴」と、我々子どもたちに主張していた。自分で意志的に自分の人生を締めくくる意欲満々だった。 我々もまた、根拠もないのに、きっとそうなるのであろうと思っていた。 しかし認知症を発症すると、意志の源である脳の機能が落ちていく。症状は決して止まることなく進行し、人が意志を貫くことはできなくなっていく。 徐々に、しかし確実に、家庭において家族の手で介護することが困難になる。そうなれば特別養護老人ホームやグループホームのような、施設に入居させてプロの介護職による介護に委ねるしかない。 私はそこではじめて、「認知症老人が人生最後の日々を過ごす

    「そこまでして老人を介護すべきか」を考えてみる
  • 成田氏「集団自決」発言から考える、安楽死をめぐる日本の現在地

    安楽死人の自由意志によるもので、法制化されている国や地域では人の意志が幾重にも慎重に確認される。成田氏の「安楽死の強制」という発言は明かな矛盾語法だ> イェール大学アシスタント・プロフェッサーである成田悠輔氏の「集団自決」発言をきっかけに、安楽死についての言説が飛び交っている。成田氏は世代交代を促すためのメタファーだったと釈明したが、発言の前後や過去の発言を鑑みると疑問が残る。 成田氏は2022年1月に配信された経済メディア「NewsPicks」の番組内でも、日で進む少子高齢化の解決策として「『安楽死の解禁』や、将来的にあり得る話としては『安楽死の強制』みたいな話も議論に出てくる」と語った。 筆者は20年以上カナダに在住し、16年に法制化された医療幇助死(Medical Assistance in Dying)の研究に関わっている。そのうえで、国家危機対策として安楽死が持ち上がっ

    成田氏「集団自決」発言から考える、安楽死をめぐる日本の現在地
    anatadehanai
    anatadehanai 2023/05/26
    "安楽死が権利ならば、平等に享受できるものでなければならず、死刑囚は例外とあれば整合性に欠く。"
  • 「君は来たいか?」ゴダール氏最期のとき 見届けた親友が明かした姿:朝日新聞

    半年ほど前から誰も住まなくなったピンクオレンジ色の一軒家には、今も世界中から人が訪ねてくる。 観光名所と呼べるものは何もない。訪れた人たちは窓ガラスにつもったほこりの上に、指で感謝の言葉を書き残して…

    「君は来たいか?」ゴダール氏最期のとき 見届けた親友が明かした姿:朝日新聞
  • ゴダール監督、スイスで認められた「自殺幇助」で亡くなる 仏紙報道:朝日新聞

    13日に死去したフランスの映画監督ジャンリュック・ゴダールさんについて、仏紙リベラシオンは同日午後、ゴダールさんはスイスで認められている「自殺幇助(ほうじょ)」により亡くなったと報じた。家族の一人は…

    ゴダール監督、スイスで認められた「自殺幇助」で亡くなる 仏紙報道:朝日新聞
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    anatadehanai 2022/09/15
    リベラリズムの原則からすると本人の希望による安楽死は容認したいところなのだが、日本でやると特攻の「志願」みたいになりかねないという予感がどうしてもしてしまう。
  • ミシェル・ウエルベック「安楽死を合法化する国、社会、文明は敬意に値しない」 | むしろ破滅させることが望ましい

    2021年4月、自殺幇助を合法化する法案がフランス議会で審議されたことを受け、公の場ではめったに発言しないフランス人著名作家のミシェル・ウエルベックが口を開いた。結果的に議決にはいたらず審議期限を迎えたこの「安楽死法案」だが、ウエルベックは仏「フィガロ」紙に寄稿し、激しい反対意見を述べている。 命題その1:誰も死にたくはない 多くの人は、生命が完全に失われてしまうよりは、弱っていてもあった方が良いと思うものです。ちょっとした楽しみくらいは残っていますから。生命というものは、いずれにしても「弱っていく過程」と言えるのかもしれません。それに、ちょっとした楽しみ以外の楽しみなど、そもそもあるでしょうか(これは掘り下げて考えてみるべき問題でしょう)。 命題その2:誰も苦しみたくはない これは肉体的な苦しみの話です。精神的な苦しみには魅力があり、美的な素材にもなり得ます。こうした苦しみを奪おうという

    ミシェル・ウエルベック「安楽死を合法化する国、社会、文明は敬意に値しない」 | むしろ破滅させることが望ましい
    anatadehanai
    anatadehanai 2021/08/30
    安楽死反対は日本では障害者差別反対の一環で左派やリベラルが割と主張するけど、アメリカやヨーロッパでは主にカトリックとか保守派の主張らしい。日本と他国で党派性がずれているトピックの一つ。
  • 「死を選ぶ権利」について - 琥珀色の戯言

    参考リンク:安楽死法 ‐ 死を選ぶ権利 --- 駒沢 丈治:アゴラ−ライブドアブログ 病院で医師に見守られながら苦痛を伴わない安らかな死を得られるとしたら、わざわざ山手線に飛び込んだり、硫化水素を発生させたり、ビルの屋上から飛び降りようという人は少なくなるはずだ。人にとってはもちろん、周囲の人たちや社会にとっても、そのほうが好ましい選択であると思う。 末期医療の現場においても、安楽死は意味を持つ。死が避けられない、ただ死を待つだけの患者を集中治療室に入れ優秀な医師のリソースを消費するのは、社会全体にとって大きな損失だ。高度な医療設備は回復が期待できる患者にこそ利用すべきであり、優秀な医師もまたその存在によって生死が分かれるギリギリの現場に投入してこそ意味がある。 この記事と、この記事に共感する人たちのコメントを読みました。 けっこう賛同する人が多くて、ちょっとびっくり。 「安楽死」って、

    「死を選ぶ権利」について - 琥珀色の戯言
  • 【安楽死と呼ぶ前に】「私なら死ぬ」はヘイトスピーチ ネットに堆積する匿名の暴力 障害ある人の受け止めは(京都新聞) - Yahoo!ニュース

    安楽死」を議論する前に、もっと見つめ直すものがあるのではないか。京都新聞とYahoo!ニュースの共同連載企画「安楽死と呼ぶ前に」を3回掲載したところ、多数の反響が寄せられた。筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者=当時(51)=に医師が薬物を投与し死なせた嘱託殺人事件の報道と同様に、「あんな病気になったら、私だったら死にたい」などと、安楽死を容認する趣旨のコメントが目立った。立岩真也・立命大教授は「私なら死にたい、と公言することはヘイトスピーチ」と指摘する。障害がある人たちの受け止めを聞いた。(京都新聞 岡晃明) 【動画】透明文字盤で語る「100通りの生き方」 安全圏から発する言葉「犯罪的だ」 ALSは、全身の筋肉が徐々に動かなくなっていく難病で、息する力も衰えるが人工呼吸器を装着して10年以上暮らす人もいる。京都の事件で亡くなったALS女性は発症から7年、24時間介助を受けて独居生活を送っ

    【安楽死と呼ぶ前に】「私なら死ぬ」はヘイトスピーチ ネットに堆積する匿名の暴力 障害ある人の受け止めは(京都新聞) - Yahoo!ニュース
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    anatadehanai 2021/03/18
    これ、立岩真也が『良い死』で書いていた安楽死批判の中で最も説得力を感じた所の一つ。それでも容認論に惹かれることもあるけど、こういう議論を無視した安易な容認はだめ。時間のある人はぜひ一度『良い死』を。
  • 日本では、なぜ「尊厳死」議論がタブーなのか

    舞台はオリンピック景気後、転落の一途をたどる2024年の東京。国の財政はいよいよ逼迫、さまざまな治療が保険適用から外されていく。究極の策として浮上したのが、心身共にもう見込みがない人、延命を望まない人はどうぞ死んでくださいという、「安楽死特区構想」だった。小説安楽死特区』を書いた長尾クリニックの長尾和宏院長に詳しく聞いた。 日人がスイスに押し寄せかねない ──昨年NHKで放映された、日人女性がスイスで安楽死を遂げる番組が大反響を呼びました。「ありがとう」とささやいて穏やかに逝く姿に、モヤモヤしていた「安楽死」という言葉が、現実の形を帯びたような気がします。 彼女を担当した医師とは、私は2回会っています。スイスには安楽死団体が複数あって、数年前に訪問したとき「ここで見たことは日で話さないでください」と言われました。なぜか。日人が押し寄せてしまうからです。 日安楽死はもちろん認め

    日本では、なぜ「尊厳死」議論がタブーなのか
    anatadehanai
    anatadehanai 2020/08/28
    日本尊厳死協会副理事長
  • ナチ政府の「安楽死プロパガンダ映画」が、私たちに教えてくれること(市野川 容孝) @gendai_biz

    京都に住むALSの女性患者を死に至らせた医師が逮捕され、安楽死に関する議論に注目が集まっている。ここでは、第二次大戦中のナチ政府下で作られた映画から、安楽死を問い直す。 一映画ある映画をこれから紹介する。この映画のことを忘れないでいてほしい。稿の目的は、この映画を2020年の今、日語であらためて、一人でも多くの人に伝えることに尽きる。 主な登場人物は三人。一人はハナ・ハイトという女性。もう一人は、ハナの夫であり、病理学者のトーマス・ハイト。そして、もう一人、ハナとトーマス友人である医師のベルンハルト・ラング。トーマスとラングは幼なじみで、大学でも医学を一緒に学んだ。トーマスは研究の道に進み、大学教授(病理学)となり、ラングは臨床の道に進み、開業医となる。トーマスはラングを通じてハナと知り合い、結婚するのだが、周囲の者は、ハナと結婚するのはラングだと思っていた。ラングは結婚せず、ハ

    ナチ政府の「安楽死プロパガンダ映画」が、私たちに教えてくれること(市野川 容孝) @gendai_biz
    anatadehanai
    anatadehanai 2020/08/27
    この頃から議論の構図はあまり変わっていないのだよね……