ニュース コロナ禍の若年女性の自殺増加、会話機会の喪失など要因か 横浜市立大など 2023.07.24 新型コロナウイルス禍において、若年層(10~24歳)の女性の自殺数が他の世代や男性に比べて増加しているとの調査結果を、横浜市立大学などのグループがまとめた。10代前半といった学齢世代でも増えており、経済苦よりも対面で直接会話する機会の喪失などが絡んでいる可能性を指摘。次のパンデミックに備え、性差や世代差に着目した自殺予防対策が求められるとしている。 横浜市立大学附属病院化学療法センターの堀田信之センター長(呼吸器内科)らのグループは、厚生労働省の人口動態調査をもとに、2012年7月から2022年6月の10年間に死因が自殺と断定された人数を性別、世代別に分けて調べた。 若年層に着目し、コロナ禍前後の2019年~2021年の1年ごとの自殺者数をみると、男児・男性は順に1178人、1290人、