理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター健康・病態科学研究チームの渡辺恭良チームリーダー、高橋佳代上級研究員らの共同研究グループ※は、脳内で発現する女性ホルモン産生酵素「アロマターゼ[1]」の発現量がヒトの性格の個人差に関連することを、陽電子放射断層画像法(PET)[2]による脳画像解析で明らかにしました。 本研究成果は、ヒトの性格・気質を生み出す生物学的基盤の理解や、社会性に問題を抱える発達障害[3]の症状改善方法の探索に貢献すると期待できます。 今回、研究グループは、健常男性11名と健常女性10名を対象に、女性ホルモン産生酵素のアロマターゼに特異的に結合する化合物[11C]Cetrozole[4]を使用して、脳内アロマターゼの分布と量をPETで測定しました。またその際、質問紙を用いて個人の攻撃性と協調性などの性格・気質を測定しました。その結果、女性においては扁桃体[5]におけるアロ
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