性教育を十分に受けた経験がないまま大人になった中高年世代が、自身の体調の変化や、職場での健康配慮、家庭における性教育で、悩んだりモヤモヤしたりする様子を3回にわたってリポートしてきた。連載を通して浮かび上がったのは、性を秘め事とせず、科学的に捉えることの大切さ。最終回は、性ホルモンが男女の身体に作用するメカニズムや、性を科学的に学ぶ意義について専門家から話を聞いた。 男性の「正常」を知る 連載1回目は「下着の中」の悩みを抱えながら、専門医にたどり着けない中高年男性について取り上げた。こうした現状を専門医はどう受け止めているのだろう。 連載1回目【学び直す大人の性教育】「男性として自信失う」 打ち明けられない性の悩み 「男性には人に弱みを見せたくないという気持ちが強く、病院嫌いの人が多いのかもしれません」と語るのは、順天堂医院(東京都文京区)の泌尿器科でメンズヘルス外来を担当する白川智也医師
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