株をやりたいのだけれどよくわからなくて…という方は多いはず(自分もその一人ですw)。 その理由の一つは決算書の見方がよくわからない、というものではないでしょうか。 そこでおすすめなのが決算書をビジュアルでわかりやすく表示してくれる無料分析ツール、「ユーレット」です。 これを使えば企業分析がぐっと楽しくなりますよ。 以下に詳しい使い方をご紹介。これはいいですよ・・・。 ↑ トップページ。英語と日本語があります。ちなみに英語版は海外企業が見られるというわけではなく、日本企業の情報が英語で見られる、ということです。 ↑ トップページ。売上高や利益、キャッシュフローなどで並べ替えが可能。もちろん特定企業の検索もできます。 ↑ このサイトの売りは企業比較機能。せっかくなので自動車メーカーを比較してみます。一覧から「+」マークをクリックすれば右側にリストができます。 ↑ 比較結果。円グラフの大きさが金
著者プロフィール:山口揚平 トーマツコンサルティング、アーサーアンダーセン、デロイトトーマツコンサルティング等を経て、現在ブルーマーリンパートナーズ代表取締役。M&Aコンサルタントとして多数の大型買収案件に参画する中で、外資系ファンドの投資手法や財務の本質を学ぶ。現在は、上場企業のIRコンサルティングを手がけるほか、個人投資家向けの投資教育グループ「シェアーズ」を運営している。著書に「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」など。 以前この連載では英会話スクールGABAとNOVAの比較を行ったが、今回は2週間にわたってレンタルビデオ/DVD事業を展開するGEO(ゲオ)とTSUTAYA(ツタヤ)の2社を比較してその投資可能性を探ってみたい。 今回のポイントは、一見同じようなレンタル事業を展開しているようにみえる両社が、実はまったく異なる事業を行っているということである。企業の本質的な強みは、
著者プロフィール:藤田正美 「ニューズウィーク日本版」元編集長。 東京大学経済学部卒業後、「週刊東洋経済」の記者・編集者として14年間の経験を積む。1985年に「よりグローバルな視点」を求めて「ニューズウィーク日本版」創刊プロジェクトに参加。1994年~2000年に同誌編集長、2001年~2004年3月に同誌編集主幹を勤める。2004年4月からはフリーランスとして、インターネットを中心にコラムを執筆するほか、テレビにコメンテーターとして出演。ブログ「藤田正美の世の中まるごと“Observer”」 先週は世界同時株安が地球を周回した。ニューヨーク証券取引所が下げ、東京、上海、香港、ロンドン、そして再びニューヨークが下げていった。先週金曜日(8月17日)の日経平均株価は、874円81銭安の1万5273円68銭で引け、3日連続で年初来安値を更新した。一方、ニューヨーク証券取引所のダウ工業株平均終
2007年08月17日14:00 カテゴリMoney 素朴な疑問 - 緩円安と急円高 なんだかもろもろの相場が肝試し大会みたいになっていますが、そこで素朴な疑問。 Q: なぜ、円安はゆるやかに、そして円高は急速に進むのか? 上はEUR/JPYの一年のグラフですが、陽線=ユーロ高は短いのがたくさんあって、陰線=ユーロ安は長いのが少しというのがすぐに見てとれます。 単純に「大きく緩やかな円安傾向があって、それにそって相場が動く」というのであれば、右肩上がりの直線に蛇が巻き付いたような形になると思うのですが、しかし実際の相場は緩円安と急円高です。円は売られるときはちびちび売られ、買われるときにはどかんと買われる。そこまではわかるのですが。 なぜ、そうなのでしょう。仮説がある方はTB/commentを。 それにしても、笑ってしまうのは以下のグラフ。 これはUSD/JPYと日経平均を並べたものですが
一時的に円が113円とかいうすさまじい円高になり、しかも全世界同時株安の様相を呈しているわけですが、原因の一つは「サブプライム問題」というやつです。 テレビで散々言われているものの、いまいちどういうものかという説明があまりされていないので、株式とかそういうのがわからない人でもある程度わかるようにまとめてみました。 さて、まずは大原則。お金が余っている側は、すでに信用力があってお金をきちんと返済してくれる人には喜んでお金を貸します。なぜなら、貸した金額はちゃんと戻ってくるし、利子もちゃんと支払われるためです。リスクが低いので利子が低くても問題ないのです。このような信用力のある層は「プライム」と呼ばれます。これに対して「サブプライム」の「サブ」とは「次の」という意味で使われており、要するにこういう優良な相手よりも一段階信用度が落ちている相手、という意味です。 要するに本来ならお金を借りることが
■ファンドに関する会計の新ルール 「ファンド」ということばのイメージは、「ハゲタカファンド」が話題になったバブル崩壊以降すっかり悪くなった。特に昨年はライブドア事件、村上ファンド事件と、ファンドを用いた金融関連の事件が続いたこともあって、ファンドはあたかも犯罪の一手口のようにいわれ、すっかり悪者扱いだ。 そんな中、企業会計基準委員会は昨年9月、企業が投資事業組合等のファンドを連結からはずしにくくする新ルールを発表した。会計の透明性を高めるのがねらいだという。 しかしちょっと待ってほしい。ファンドがすべて悪者というわけではない。企業がファンドを用いてその投資の一部分を自社の決算から分離する手法は、それなりの必要性があって認められ、拡大されてきたものだ。すべてを十把ひとからげにして「ファンドによる連結外しは悪」とみるのはあまりに乱暴すぎる。 ■2つあるファンドのタイプ 私見だが、「ファンド」に
息子の大学で授業参観をする機会があったので聴講したのが「Corporate Finance」の授業。わずか70分の授業であったが、とても分かりやすかったので復習の意味も兼ねてここに解説してみる。 まず、会社として採用することを考慮している二つのプロジェクト、「S」と「L」があったとする。プロジェクト「S」は、一年目に50万ドル、二年目に40万ドル、三年目に30万ドル、四年目に10万ドルのキャッシュフロー(=会社に入ってくるお金)を生み出すが、プロジェクト「L」は、一年目に10万ドル、二年目に20万ドル、三年目に30万ドル、4年目に60万ドルのキャッシュフローを生み出す。 それぞれのプロジェクトに100万ドルの資金が必要で、調達した資金には10%の利息がかかると仮定したとき、会社としてはどちらのプロジェクトを選ぶべきか、というのが今回の課題である。 「投資した資金を回収するのにどのくらいの期
« デジカメde!! ムービーシアター 2 と 動画公開サービスPeeVee | Main | 3D表示が斬新なウィンドウ管理ソフト Xilokit Deskloops » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評:文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評: 仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術|書評:社会・世間 |書評:教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事と
といっても、日銀が直接やったものではなく、三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱(UFJ総研、ダイヤモンドビジネスコンサルティング、東京リサーチインターナショナルが経営統合したもの)に委託して行った調査だ。この調査の面白いところは、実際に街頭で外国人にインタビューしてまとめているところ。調査ポイントをみると、こんなあたり。 東京圏 ○中国向け送金の調査 ・中国大使館(港区元麻布) ・知音中国食品豊島区西池袋 ・永利(中国料理店) (豊島区池袋) ・知音新宿店(新宿区歌舞伎町) ・JR新大久保駅 ○韓国向け送金の調査 ・韓国領事館(港区南麻布) ・韓国広場(スーパー) (新宿区歌舞伎町) ・千葉ベデル教会(千葉市中央区中央) ・JR新大久保駅 ・大阪入国管理局(大阪市中央区谷町) ・韓国総領事館(大阪市中央区西心斎橋) ・JR鶴橋駅 この分野にはうといのでよくわからないが、素人目にはなかなか
Webを検索していて、早稲田大学消費者金融サービス研究所が出されているワーキングペーパーを発見。 中でも、 ■上限金利規制が消費者金融市場と日本経済に与える影響 http://www.waseda.jp/prj-ircfs/pdf/ircfs06-002.pdf ■消費者金融顧客の自己破産−その特徴と原因− (早稲田大学大学院商学研究科 樋口大輔) (早稲田大学商学部 坂野友昭) http://www.waseda.jp/prj-ircfs/pdf/ircfs04-002.pdf ■上限金利引き下げ影響に関する考察 (東京情報大学経営情報学部 助教授 堂下浩 ) http://www.waseda.jp/prj-ircfs/pdf/ircfs03-002.pdf などは、昨日から取り上げさせていただいているテーマ http://www.tez.com/blog/archives/00067
「日本のグローバル企業」ってのは要するに日本を本拠として世界規模で事業展開する企業のこと。グローバル企業の経営戦略というと、つい本社が縛りすぎると現地の市場に合わせられないとかいう話になって、ローカルの幹部に権限を委譲し、本社ではなく現地の市場をみて経営するのがよろしいとか、そんな論調になることが多いと思う。いってみれば、企業経営における「地方分権のすすめ」なわけだ。聞いた話は、いやそうではない、むしろ経営上の重要な意思決定はすべて日本の本社で行うスタイルのほうがいいと考える企業が増えているのだという。つまり企業経営の「中央集権化」、というわけだ。 それではこれまでいいとされてきた方向性と逆ではないのそこんとこどうなのよ、ということになるわけだが、むしろ、これまで現地に任せすぎだった、ということらしい。任せすぎというよりも、現地の事情を本社側が知らなすぎ、知ろうという努力をしなさすぎた、と
(The Economist Vol 379, No. 8477 (2006/5/13), "Flat-Pack Accounting," pp. 59-60) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) ゲイツ財団なんか忘れよう。世界最大の慈善団体はイケア (IKEA) の所有者でもある――そしてインテリアデザインにご執心だ。 イケア (IKEA) で買った組み立て式家具を組み立てるほど頭にくる作業はなかなかない。だが、この世界最大の家具小売企業の会計を連結するのに比べれば、家具の組み立て作業ですら簡単なものだ。イケアの実に見事な小売り方式については、すでにいろいろ文献がある (訳注:かなりぬるいが「イケアのローコストの秘密」などをどうぞ)。弊誌は、それに負けず劣らず驚異的な同グループの財務について調べてみた。 そこから見えてくるのは、各国の法制度のちょっとした歪みを抜け
お久しぶりです。藤沢Kazuです。 最近は、本業が激務になってきましたので少々アップデートが遅れておりました。 どうもすいません。 今日はいよいよ「投資と言うゲーム」を理解すると言う今回の企画の主題に迫っていきます。 今まで紹介したギャンブルとか宝くじは期待リターンがマイナスなので、非常に長い期間賭け続ければすべからくスッテンテンになります。 非常に長い期間と言うのが、時として人の一生よりも長いこともありますから、確かに最初に運良く勝って、逃げ切れる人も僅かですがいることもいます。 しかし、それでもやはりギャンブルや宝くじはイカサマでもしない限り全く割りに合わないゲームです。 もっとも違法ギャンブルでも合法ギャンブルでも、イカサマがばれると大きな代償を支払う羽目になりますけどね。 簡潔に言うと「投資とは期待リターンとリスクの形を考えて賭けるのかどうか、そして賭けるとすればいくら賭けるのか」
アナリストの株価予想ははずれてばっかりで、ファンド・マネジャーの運用成績も惨憺たるものですが、彼ら投資のプロはこれからも株価を予想し、国民の資産を運用し続け、そしてサラリーマンとしてはかなりの報酬をもらい続けます。 結果だけ見れば、バナナをあげれば働く猿に資産運用させたほうがましだったと言うことが、いじわるな学者達によって今後も何度も何度も実証されたとしても、プロは高給を貰いながら働き続けます。 なぜならば、それがプロの仕事だからです。 よく考えてみてください。 確かに、プロ全体の成績は平均してみればさっぱりですが、だからと言って、確実に投資のプロに勝てるひとが他に誰かいるでしょうか? それでは、ここで思考実験をしてみましょう。 高給取りの投資のプロを首にして、素人に投資させたとしたらどうなるでしょうか。 最初のうちは素人もプロと同じような運用成績をあげるでしょう。 なぜなら、市場が効率的
こんにちは。藤沢Kazuです。 最近はDCF法とかファイナンスのテクニカルな話をし過ぎているので、久々に経済学と恋愛工学の話でもしましょう。 お題の通り「ひとはなぜフェラーリを買うのか?」です。 東京のように公共の交通機関が異常に発達していて、タクシーをいくらでも拾えるところで、フェラーリとかポルシェとか、ちょっと安めでベンツとかBMWを買ってみる経済合理的な理由は何もなさそうです。 やはり、車を移動するための道具と言うふうに考えてしまうと、かっこいい車の値段や維持費はとても説明できません。 しかし、これは経済学のシグナリング理論で簡単に説明できます。 シグナリング理論を提唱したマイケル・スペンスは、ジョージ・アカロフ、ジョゼフ・スティグリッツと共に、不完全情報の経済学を切り開いた功績として2001年にノーベル経済学賞を受賞しました。 マイケル・スペンスは学歴競争をシグナリング理論を使って
We must believe in luck. For how else can we explain the success of those we don't like? Jean Cocteau (我々は運と言うものを信じなければいけません。と言うのも、それ以外に嫌なやつの成功をどうやって説明できると言うのでしょうか?) 市場は相当に効率的なので、猿もノーベル経済学賞を受賞するような天才も、投資の成績はあまり変わりないことが分かりました。 投資と言うのは、運に支配されるラスベガスのスロットマシーンとか、コイン投げみたいなゲームなのです。 コイン投げなら努力と才能を兼ね備えたプロ中のプロに、どこからどう見てもアホそうなニートのデイトレーダーがたまたま勝ったとしても、まったく不思議ではありません。 しかし、市場と言う仕組みをもう少し別の角度から見ると、平均するとプロの成績がさっぱりなの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く