スポーツ用品大手のナイキジャパンが、東京・渋谷にある宮下公園のリニューアルに意欲を見せている。既に公園の命名権買い取りを区側に打診。区議会で承認され次第、本年度中に改修に着手し、レジャー・スポーツ施設化を目指す。しかし「施錠し夜間は人の出入りを締め出す」との方針で、反発の声も出ている。 宮下公園は1階が駐車場、コンクリートの上に土盛りした2階部分に樹木を配した独特の“空中庭園”スタイルが特徴。山手線と明治通りに挟まれた縦長型で、庭園部分は約1万800平方メートル。渋谷駅から徒歩約5分。公園内にスケートボード場やオープンカフェなどを新設する計画だ。 一方、宮下公園に寝泊まりするホームレスの支援者らによる「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」が、区の担当者に説明を求めたところ「公園を柵で覆い、夜間は施錠する」と告げられた。守る会のメンバーは「利用者がスポーツ愛好家に限られ、行き場のないホ