株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
著者買いすべき本! ファウラー、ジョエルは知名度もあり、改めて僕がどうこう紹介する必要はないと思うけど、ここではスティーブ・マコネルを特に推したい。 読んだ人には非常に高い評価を得ているけれど、その分厚さや価格もあってなかなか広まっていない。 特にCode Completeはすべてのエンジニアが必ず読むべき本だと思ってる。 これを読んで理解する/しないが(職業プログラマとしての)初級と中級の境界だと言えるくらい。 タイトルにはCodeとあるけど、別にコーディングをターゲットにした本ではない。 設計、テストも含めてコーディングを考えている。当たり前だがコーディングだけではコーディングはできないからだ。 上下巻1,200ページの大作だし、2冊で12,000円だがその価値は大いにある。 スティーブ・マコネル ソフトウェア見積り―人月の暗黙知を解き明かす 作者: スティーブマコネル,久手堅憲之,S
Java並行処理プログラミングを読み終えた。ここ 1 年に読んだ技術書の中でダントツのベスト。(2位はWorking Effectively With Legacy Code) 「Java の本だから関係ない」と思った人にこそ読んで欲しい。僕もここ数年 Java のコードなど一切書いていないが、この本を読んで得たものは非常に大きかった。 この本では マルチスレッドプログラミングにおける問題と背景、その対処方法 Java が提供している API の設計と実装 を解説している。分かりやすさとレベルの高さを兼ね備えたとても良い本。翻訳も最高。 僕はこの本を読んで、Java の並行処理プログラミングは、想像を遙かに超えて進化している事に驚きを隠せなかった。何回も twitter で Java すげーと叫んだ。 これを読んでしまうと、最近僕が熱心な Scheme も含めて、自分の身の回りにあるプログ
Seasarカンファレンスで、基礎としてプログラムの動かし方であげた本。と、それに加えて挙げれなかった本。 ちなみにSeasarカンファレンスでの内容はid:tanamonがまとめてくれてる。というか、手書きスライドの書き起こしをしてもらってます。 「手書きで書く→ソーシャルに清書してもらう」という、新しいプレゼン手法が生まれました! 差のつく勉強法200のメモ - tanamonの日記 プレゼンや以前のエントリでは、プログラムというのは計算論と意味論に分かれると書いたけど、プログラム意味論という分野と混同してへんな議論になっちゃうので、「プログラムをどう動かすか」と「プログラムをどう書くか」に分かれるとします。命令的な側面と宣言的な側面だと言ってもいいかもしれない。今回は命令的な側面について。 まずは、基礎となる数学、離散数学について。 やさしく学べる離散数学 作者: 石村園子出版社/メ
2009年03月01日23:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages もはや入門書というよりバイブル - 書評 - 初めてのPython 第3版 オライリー矢野様より献本御礼。 初めてのPython 第3版 Mark Lutz / 夏目大訳 [原著:Learning Python (3rd Ed.)] 私のような Occasional Pythonistas には、これまで書かれた最良の Python 本。 だけど、初心者向けの本としては、どうなのだろう。 本書「初めてのPython 第三版」は、タイトルどおり、プログラミング言語Pythonの初心者向けの本であり、そしてオライリーという出版社がだしているだけあって、その決定版であることを運命づけられた一冊。 Book:初めてのPython 第3版より はじめに I部 Pythonの基礎知識 1章 Pytho
祖母の白寿のお祝い 先日、満99歳(数えで100歳)になった祖母の白寿のお祝いをやった。 さすがに身体のあちこちに不具合が出てきており、そろそろ本格的に外出も難しくなってきたので祖母と一緒に家族で集まれるのはたぶんこれが最後だろう。 下は0歳から上は99歳までいるので、移動と諸々…
日本Rubyの会会長の高橋さんがジュンク堂のコンピュータ書籍の月間・年間ランキングをベースにこれはという書籍をオライリー、技評、オーム社と言った出版関係者に話をふりながら紹介する。しかも「5分でわかる2008年のコンピュータ書籍」みたいな勢いで2時間しゃべり倒す弾丸トーク(w。高橋さん楽しそう。 id:moroさん、shachiさん、松田さん、角谷さん、@artonさん、笹田さんなどの顔が見える。女性率が異常に高い。高橋会長ファン?(笑 ■2009.01.11追記 id:takahashimさんにご指摘いただいた点を修正した。 ジュンク堂トークセッション「新春座談会 このコンピュータ書がすごい2009」を参考に抜けていた書籍を補完した。やはり10冊以上漏れていた。Thanks! 帰宅してからの感想 角谷さんのご好意で参加できた。@kakutani++!!それにしても角谷さんの息子さんが「イ
書店のジュンク堂池袋店で「新春座談会 このコンピュータ書がすごい2009」というトークイベントをやっていました。私は自重しない大人なので、喜んで聴きに行ってきました。いや、自重する必要はないんですが。 「座談会」とか「売りあげランキング」とかいうのをそっちのけで、司会の高橋征義さんが早口で2時間、好きなコンピュータ書について熱く語りまくっていたのが印象的でした。本がすごく好きなんだなー。 とりあえず、以下、会場でとったメモ。 ほか、「高橋会長の『このコンピュータ書がすごい!2009年版』@ジュンク堂書店池袋店を生中継するよ!(→したよ!) - OneRingToFind by 榊祐介」が、内容もビジュアルも充実していて、とてもいいです(2009.1.11追記)。 高橋さん: 私はただのコンピュータ書読み 出版社の方々に声をかけました 技評:稲尾さん WEB+DB PRESS 雑誌の編集なの
2008年12月30日12:00 カテゴリ書評/画評/品評 2009年の仕事始めまでに読んでおきたい12冊 去年の2008年の仕事始めまでに読んでおきたいビジネス書x10に引き続き、今年もやります。 2割増強。4つのテーマに対してそれぞれ3冊づつ。 現状を把握する まずは現状を認識するための三冊。明るいものは一つもない。が、まずは現状を直視してみよう。 週刊ダイヤモンド 2009.01.03 この号から読み取って欲しいのは、いかに現状把握が難しいか、ということ。 百家争鳴もいいところで、まとまっていないこと甚だしい。笑ってしまうのは専門家による来年の予測グラフで、発情期のネコの小便のごとく上下に散乱している。 なるべく多くの各論を載せることで、判断は読者にゆだねている。こういうのもなんだけど、これは上手な匙の投げ方だと思う。 世界経済危機 日本の罪と罰 野口悠紀雄 そのダイヤモンドの執筆陣
読んだだけで満足してませんか? ビジネスの成果につながる読書術:3分で読める! 隣のヤツより成果を出す勉強術(1/4 ページ) この記事を読む勉強熱心な人たちは、恐らくたくさんの本を読むはず。読書は学びを得るには有効な学習法だと思いますが、”隣のヤツより成果を出す”ために読書をするのであれば、多くの人が行っている読書のやり方ではなく、もう一歩踏み込む必要があります。 その踏み込んだ読書術を紹介する前に、多くの人が行っている読書術の勘違いから考えてみましょう。 それはアウトプットのプロセスではない 勉強術の本などを読んでいると、よく、 「本を読んだら、その学びをアウトプットしましょう」 という話をよく聞きます。確かに、学びを自分のものとするためには、アウトプットは重要です。勉強好きな人たちには、メルマガやブログなどで自分が読んだ本について書いている人もいます。しかし、そういったものを読んでみ
【本の概要】◆今日ご紹介するのは、タイトル通り、ビジネスシーンにおける「図解」と「文章」の比較本。 著者は、「図解派」の久恒啓一先生(サイトもスゴイことになってます(汗))と「文章派」の樋口裕一先生。 アマゾンにまだ情報がないので、「プレジデント社」さんのページから。 あなたのビジネス文書は、図解で描くべきか、文章で書くべきか。上司の説得に使えるのはどちら? 賛同者を増やしたいときに向いているのは? 図を描く、文章を書く、この1冊で両方の技術、長所と短所がわかる! 試みとしては大変面白いと思われ! いつも応援ありがとうございます! 【目次】はじめに 図解派の宣言 久恒啓一 文章派の宣言 樋口裕一 1章 久恒啓一流 「図解ビジネス文書」の極意 ビジネスに必要な能力 ビジネスの現場で求められることとは? 問題解決はひとりではできない コミュニケーションと情報 文章によるコミュニケーションの問題
1 現場リーダー本を語る会 機会があって参加させていただきました。お誘いくださってありがとうございます。某社SD事業部の働きを垣間見ることができました。 この本は本当にスゴくって、 今日のお昼に読み返したんですが、 議事録テンプレート 3Pフレームワーク キャラクタマップ なんかは何度読んでもイイ。まだ初版が買えるなんて信じられん。 大事なことがありすぎてちょっと読みにくい感じもするんですが、 ちゃんと読むと本当にいいことが書いてあります。 正直、自分は「リーダーって何なの?」って思ってるわけですが、 それでも得られるものがあるんです。 今日新しく得たこと 魔法の瞬間はない ふりかえりは自分を解放する時 タスクの終了条件を明確にする(期限はイテレーション終了時までなので明白) プロジェクト・ナラティブ(リーダーが期待することをメンバーに伝える) 二丁野帳
2008年08月15日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages if (you.learn('JavaScript')) Books.toRead[0] = this; // 書評 - Head First JavaScript 矢野様より献本御礼。 Head First JavaScript Michael Morrison / 豊福剛訳 [原著:Head First JavaScript] 初出2008.08.08; 販売開始まで更新 今JavaScriptを使った本を複数発注受けてるオレ、ちょっと涙目。 404 Blog Not Found:SELECT * from sqlbooks WHERE fun = 1 -- 書評 - Head First SQL これはすごい。ここまで分かりやすく、楽しく、それでいてきちんと完結している入門書は、SQ
先日、とあるパーティで、統計学者の松原望先生と会った。 松原望先生は、早期からベイズ統計学の重要性を世にアピールしてきた先駆者である。ぼくは、経済学部の大学院在学時に、選択科目ではあったが、松原望先生の「ベイズ統計学」という講義を受け、そこでベイズ理論の指南をしていただいた。ぼくは『確率的発想法』NHKブックスや『使える!確率的思考』ちくま新書の中で、ベイズ理論を紹介していて、それが多くの読者にウケて、この二冊はセールス的にも良い実績を出しているのだけど、正直言ってここに書いてあることの多くは、松原望先生の講義の受け売りである。そういう意味では、下品ないいかたになるが、大学院の数ある講義の中で最も「金に換えることのできた」講義が先生の講義だった、ということになる。 そのときは、放送大学の教材であった『統計的決定』という本を教科書に使った。これがめちゃくちゃいい本で、今でもベイズ統計学に関し
今回は、前回の日記の補足。 前回の統計学の面白さはどこにあるか - hiroyukikojimaの日記で松原望先生の本 入門ベイズ統計―意思決定の理論と発展 作者: 松原望出版社/メーカー: 東京図書発売日: 2008/06メディア: 単行本購入: 107人 クリック: 2,061回この商品を含むブログ (46件) を見るを紹介した。そのときは、この本を手にしていなかったので、早速注文した。そして今、手に入って、ぱらぱらと眺めてみた。そう、予想通り、これは名著『統計的決定』放送大学に大幅加筆をしたものだった。というわけで、紹介してしまった手前、責任をもってもうちょっとフォローしなければ、と思ってこれを書いている。 この本は確かに名著である。その理由をいくつか挙げてみよう。まず挙げるべきは、 ベイズ推定の哲学的背景について包み隠さず正面から書いている という点である。前回も書いたが、ベイズ推
2008年07月23日15:00 カテゴリ書評/画評/品評Art もうワンランク上を! - 書評 - ワンランク上の問題解決の技術 ディスカヴァー社よりいつものように献本御礼。 ワンランク上の 問題解決の技術[実践編] 横田尚哉 そしていつものように、俺100に先を越されている....けど、今回はorzとはならない。 ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ:[俺100] そんなわけで、私は公共工事の設計を発注する仕事を以前していたこともあったのですが、このように優しくて頭の良い方にずいぶん助けられたものでした。当時は、「ずいぶん偶然いろいろなモノを持って歩いてるな」と、単純に思っていましたが、私がバカだったんです。ごめんなさい! 本書では、その建設コンサルタントの優秀な(技術士を二部門も持ってる!)技術者の問題解決の手法を伝えています。
【はじめに】◆先日小飼 弾さんが、「この夏休みに読むべき本2008年版前編/10作品」なんて記事を書かれたから、というわけでもないのですが、今日は「夏休み企画」として、「ジャンル別オススメ本」をお送りします。 元々は、私が掲載されたアソシエさんの特集で「書店員が薦めるビジネス書30冊」というコーナーがあって、有名どころの書店のビジネス書の担当者さんたちが、ジャンルごとにそれぞれ本を1冊ずつ薦めていたのを見たのがきっかけ。 遅ればせながら、「ウチとしてもやらねば」と選んでみた次第です。 「ウチらしい本」もあれば、「ベタベタな本」あるラインアップをさっそくご覧下さい! いつも応援ありがとうございます! 【オススメ本】■選書の基準 ●過去に、「オススメ本の特集」等で取り扱った本は、基本的に除外しております。 ●メディア等でオススメした本も除いております。 ●何気に、自分としては「夏休み」を意識し
2008年07月22日00:15 カテゴリ書評/画評/品評Art UI/UXのバイブル - 書評 - About Face 3 アスキーメディアワークス鈴木様より献本御礼。 About Face 3 Alan Cooper / Robert Reimann / David Cronin 長尾高弘訳 [原著:About Face 3] 初出2008.07.20; 販売開始まで更新 こういうしか、ない。 UI (User Interface) そして UX (User Experience)にとっての本書は、CにとってのK&R 、Perlにとってのラクダ本である。すなわち、バイブルであると。 いや、むしろクルアーンと呼んだ方が良いか。第三版であることといい、その厳しい姿勢といい。 本書「About Face 3」は、Visual Basic の父とも評される Alan Cooper と、彼が設
マネジメントの原則がわかる、いわば原液。 そこらで1,500円で売っている「ビジネス書」は、本書の一部をうす~くのばして「再利用」していることに気づく。広い世の中、「ビジネス書を読むのがシュミ」なんて変わった御仁もいそうだが、100冊のビジネス書より、1冊の本書を使うべし。 しかしこれ、厚いんだよね。巨大な辞書といったカンジで鈍器にピッタリ。 もちろん、図書館の期限内で読みきれるはずもなく、痛勤電車に持ち込めるはずもなく、むなしく延長と延滞の日々を重ねてきた。抄訳である「エッセンシャル版」は読んだのだが、ブツ切りの主張が脈絡なく連なっている。 それが、ありがたいことに分冊版が出た。4分冊になっており、その第1巻を読む。おかげで、彼の考えを順番に追いながら、一緒に考え抜くことができる。すこし読むだけで「気づき」が山ほどでてくる。付せん使うなら、全ページに貼るハメになる(ヘタすると1ページに2
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