1969年7月20日 アポロ11号月面着陸 人類が初めて地球以外の天体に降り立ったこの日、全世界が熱狂した。 この「一人の人間にとっては小さな一歩」が灯した火は半世紀を経た今もなお、多くの人の心の中で輝き続けている。 ある者はその「一歩」を追って月への想いを焦がし、またある者は小惑星探査へと野望を抱き、そしてある者は火星へと夢を見た。 2018年2月7日 午前5時44分 「T-30」のアナウンスが流れた瞬間、僕の身体に電撃が走り全身の毛が逆立つのを感じた。 前の晩から興奮で眠れずとうに疲労の限界を迎えていたけれど、歴史的瞬間を前にして僕の脳からは猛烈な量のアドレナリンが分泌されていた。 25歳の冬、紛れもなく僕は「熱狂」していた。 はじめて宇宙に想いを馳せたのはおそらく9歳か10歳のころ。 小学生の僕が父とお風呂に入るときは必ず父が広い世界の話をしてくれた。ときには歴史の話だったり、物理の
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