ブックマーク / jp.ign.com (280)

  • 『Braid: アニバーサリーエディション』の売り上げは絶不調 開発者が明かす

    2008年に発売されたインディーパズルプラットフォーマー『Braid』は、2024年5月に『Braid: アニバーサリーエディション』としてHDリマスター版が発売された。ところが開発者のジョナサン・ブロウは、作の売れ行きが伸び悩んでいることを明かし、現在はフルタイムのスタッフを雇うのに苦戦していることを示唆した。 『The Witness』も手がけたブロウは、2008年に『Braid』がXbox Live Arcadeで大成功を収めたことから、インディーゲーム開発のトップ層へ躍り出た。発売以降、『Braid』は史上稀に見る素晴らしいインディーゲームとして知られるようになり、数々のレビューで満点の評価を得ている。 そして16年後の2024年5月、ブロウはアートワークを刷新し、新しいパズルや広範囲に及ぶ開発者コメントなどを追加したリマスター版を、PCSteam)/Nintendo Swit

    『Braid: アニバーサリーエディション』の売り上げは絶不調 開発者が明かす
  • Nintendo Switchが任天堂史上最も長く世代交代していないコンソールに ファミリーコンピュータの最長記録を破る

    Nintendo Switchが、ファミリーコンピュータの記録を破り、任天堂の家庭用コンソールとして最も長く世代交代していない機種となった。 VGCが伝えたとおり、Nintendo Switchは2024年7月11日時点で2687日間、次の世代に代わることなく現行機として販売され、ファミリーコンピュータの2686日間を上回った。ファミリーコンピュータはその後、スーパーファミコンに世代交代したが、Nintendo Switchの後継機が発売されるのはまだ先であるため、現行機が新記録を保持することになるだろう。 そのことは、来年にかけてNintendo Switchで『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』や『スーパー マリオパーティ ジャンボリー 』、『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』、『レイトン教授と蒸気の新世界』、『ドンキーコング リターンズ HD』、『メトロイドプライム4 ビヨンド』

    Nintendo Switchが任天堂史上最も長く世代交代していないコンソールに ファミリーコンピュータの最長記録を破る
  • 「ファイナルファンタジー」の生みの親である坂口博信、同シリーズに復帰するつもりはないと語る

    2週間前、スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親である坂口博信と再び手を組み、同氏が手がけるRPG『FANTASIAN Neo Dimension』をNintendo Switch/PS5/PS4/XboxSeries X|S/PCSteam)で発売することを発表し、大きな話題となった。およそ20年を経てのタッグとなるが、坂口はこれをきっかけに「ファイナルファンタジー」やその他過去に手がけたタイトルに復帰するわけではないと語っている。 坂口はBloombergのインタビューで、「ファイナルファンタジー」やその他過去に携わったタイトルに再び関わるつもりはないと答えている。61歳を迎えた坂口は「クリエイターから消費者の立場になった」ことが理由のひとつだと述べ、ゲームの裏側を知るよりもプレイヤーとしてただゲームを楽しみたい心情を語った。 また、「ブルードラゴン」や

    「ファイナルファンタジー」の生みの親である坂口博信、同シリーズに復帰するつもりはないと語る
  • フロム・ソフトウェアの宮崎英高、『ELDEN RING』の難易度を下げるとゲーム自体が台無しになってしまうと語る

    『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」にはフロム・ソフトウェア史上もっとも手強いボスたちが登場するようだが、それは難易度を下げると「ゲーム自体が台無しになってしまう」からだとディレクターの宮崎英高が語った。 フロム・ソフトウェアの作品は難易度が高いことで有名だが、『ELDEN RING』の販売数が2500万を突破したことを受け、ビデオゲームの難易度にまつわる話題が盛り上がりを見せている。開発元に対して難易度を下げたりさまざまな難易度を追加したりするよう求める声が上がるなか、宮崎は絶えずプレイヤーを追い込むことを追求する理由を明らかにした。 「当に世界中の人に作をプレイしてもらいたいのであれば、どんどん難易度を下げていけばいいのですが、それは適切なアプローチではありませんでした」と宮崎The Guardianに語っている。 「そういうアプローチ

    フロム・ソフトウェアの宮崎英高、『ELDEN RING』の難易度を下げるとゲーム自体が台無しになってしまうと語る
  • 「ゼルダの謎解きが嫌い」だったのに『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』を楽しみにする理由

    2024年6月18日のNintendo Directでは、ハード末期にも関わらずさまざまなNintendo Switchの新作が発表されて驚いたが、なかでも『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は特に注目が集まるタイトルであった。 『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は、斜め見下ろし視点の「ゼルダの伝説」(いわゆる2Dゼルダ)シリーズ作品である。主人公はリンクではなくゼルダで、さらに作でも従来のシリーズのアタリマエを見直しているという。 「ゼルダの伝説」シリーズは、従来の構造を見直して大きく舵を切った『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が爆発的な人気を得たうえ、その続編である『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』もまた期待を越えるヒット作となった。 『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』はまだPVが公開されたばかりだが、それでも2Dゼルダの新しい進歩が見られそうで、興奮を抑えきれない

    「ゼルダの謎解きが嫌い」だったのに『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』を楽しみにする理由
  • パチンコライク――「ヴァンサバ」や「ディアブロ」、アレやコレ、はた目にはパチンコそのものなゲーム

    ゲームおたくは、射幸心を煽るゲームをカジノやスロットに例えたがる。やれパチンコだ、パチスロだと自嘲気味に射幸心の充足をうたいあげる。かくいう筆者もそのひとりだ。『Diablo II: Resurrected』プレビューではタダで回せるガチャ(ルートボックス)にたとえた。『ディアブロ IV』インプレッションは時給・日給を溶かすパチスロにたとえた。ジャンル:ハクスラをタチの悪い遊びかのように自嘲した。 それらナードジョークを真に受けるわけではないが、射幸心という言葉はビデオゲームと相性が良い。射幸心は「偶然の利益」を「労せずに得ようとする」ふたつの要素を含むからだ。偶然の利益=ランダム性はゲームメカニクスが用いる有益なツールである。一方、労せずに得ようとする気持ちはゲームマネタイズと相性が良い。一昔前のPay to Win要素がそれである。 画像は『アンダーナイトインヴァース』公式サイトのエイ

    パチンコライク――「ヴァンサバ」や「ディアブロ」、アレやコレ、はた目にはパチンコそのものなゲーム
  • フロム・ソフトウェアの宮崎英高、攻略情報なしではプレイできないならゲームデザインに「改善の余地あり」と語る

    『ELDEN RING』のクリエイターである宮崎英高はPC Gamerのインタビューで、攻略サイトを活用してフロム・ソフトウェアの作品をクリアすることは「完全に正当なプレイスタイル」であるとしたものの、新鮮な気持ちで挑みたいプレイヤーが自力でゲームをクリアできないのなら同スタジオには「改善の余地がある」と語った。 「プレイヤーは当然、攻略情報を参考にするでしょう。ネットやコミュニティにはたくさんの情報が出ていて、秘密や攻略法を知ることができると思います」と宮崎は『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の発売に先立って説明している。「それは見込んでいます」 『ELDEN RING』のオープンワールドマップやダンジョンには、見落としがちな要素や非常に難易度の高いボスが満載で、特に強い意志を持ったプレイヤー以外は、攻略情報の活用がある程度必須となる。インタビ

    フロム・ソフトウェアの宮崎英高、攻略情報なしではプレイできないならゲームデザインに「改善の余地あり」と語る
  • 紛れもなくネコ・オブ・ザ・イヤー!『Little Kitty, Big City』レビュー

    なんといってもオープニングが秀逸である。主人公の黒マンションから落ちて街に迷い込んでしまうという流れなのだが、作の特徴を短いオープニングですべて表現できている。 黒はカートゥーンを思わせるコミカルな動きをしつつも、ネコらしい身体の変化と動きを見せてくれる。ネコとしての表現にこだわったゲームであると同時に、こういうふざけたフィクションとしての側面があると説明しているわけだ。同時に、物語の流れにもなっている。 ネコのゲームといえば『Stray』が有名だが、あちらは最終的に「このネコはロボットで、 誰かに操作されているのではないか?」と思うほど、ネコがゲームのルールに従ってしまっていた。一方、『Little Kitty, Big City』はネコの気ままさとゲームとしての遊びを両立しており、それがこのオープニングに詰まっているといえる。 米国・シアトルのインディーデベロッパーであるDou

    紛れもなくネコ・オブ・ザ・イヤー!『Little Kitty, Big City』レビュー
  • 『マジック:ザ・ギャザリング』のカードが300万ドルで売却される 世界に1枚しかない「一つの指輪」を超える史上最高額

    世界に1枚しかない『マジック:ザ・ギャザリング』のカード「一つの指輪」が2023年になんと200万ドル(当時のレートで約2億9000万円)で売却されたが、今回、1993年発行の「ブラックロータス」が300万ドル(約4億6000万円)で売却され記録が更新された。 Kotakuの報道によれば、このブラックロータスのグレードは最高の「Pristine 10」で、『マジック:ザ・ギャザリング』セット第1版のリミテッド・エディション アルファ(通称アルファ)に収録されていたものだという。ブラックロータスは歴史的に『マジック:ザ・ギャザリング』のなかでもっとも人気が高く入手困難なカードだが、ほかのものはせいぜい数十万ドルで売却されていた。 しかし、これまでのブラックロータスは『マジック:ザ・ギャザリング』セット第1版第2刷であるベータのものだったのに対し、今回のブラックロータスは第1版第1刷のものだ。

    『マジック:ザ・ギャザリング』のカードが300万ドルで売却される 世界に1枚しかない「一つの指輪」を超える史上最高額
  • ロボットアニメを彷彿とさせる海外産ビジュアルノベル「機動戦艦ガンドッグ」の体験版がPS向けに配信

    作はウェールズのSpace Colony Studiosが開発する、宇宙を舞台としたSFビジュアルノベルだ。太陽系の広範囲で繰り広げられた戦争から4年後、主人公は「ガンドッグ」と呼ばれる木星軌道パトロール艦に派遣される。目的地に向かう最中、謎のビーコンを受信した主人公たちがその調査に乗り出すというストーリーだ。 ゲームシステムとしては、怪しい場所を調べるポイント&クリックとメニューから会話やアイテム使用を選択する方式を組みわせたものとなっている。IGN JAPANでは、2023年のBitSummit開催時に作の試遊レポートを掲載しているので、詳細なゲーム内容はそちらもチェックしてほしい。 また、今回の発表と合わせて発売時期も2024年冬に決定した。プラットフォームは、PS5/PS4/Nintendo Switch/PC。なお、作は「太陽系物語」シリーズの第1作目にあたるとのこと。

    ロボットアニメを彷彿とさせる海外産ビジュアルノベル「機動戦艦ガンドッグ」の体験版がPS向けに配信
  • Netflix実写版『シティーハンター』レビュー 現代の冴羽獠像の創造は大成功、だが現代の「シティーハンター」としては物足りない

    闇を抱えた世界有数の大都市、新宿。煌めく街並みを真っ赤なミニクーパーで走り抜け、街の裏にうごめくさまざまなトラブルを、愛銃のコルトパイソンで華麗に解決する超一流の始末屋(スイーパー)がいる。1980年代後半から1990年代初頭にかけて一世を風靡した「シティーハンター」の主人公・冴羽獠は、その複雑で魅力的なキャラクターで、確固たるヒーロー像を作り上げた。 2019年にはフランスで『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』という実写映画が製作されたことを考えると、その影響の根強さと、当時「シティーハンター」を見ていたファンたちの憧憬の大きさがうかがえる。世界中の多くの人が、冴羽獠はかっこいい、冴羽獠みたいになりたい、と思ったのだ。 Netflixオリジナル映画である『シティーハンター』も、全体を通して、魅力的な冴羽獠をいかに現代の実写映画で表現できるかに多くの労力が割かれて

    Netflix実写版『シティーハンター』レビュー 現代の冴羽獠像の創造は大成功、だが現代の「シティーハンター」としては物足りない
  • 初代『Fallout』の開発者がドラマ版を見た感想を語る

    初代『Fallout』の開発者として知られるティム・ケインは20年以上シリーズに関与していないが、現在もシリーズの動きを追っている。そんなケインが、Amazon Prime Videoのドラマ版『フォールアウト』に対する思いを語った(IGNによるシーズン1のレビューはこちら)。 ケインは自身のYouTubeチャンネルで、ドラマに対する考えや印象を約13分間にわたって語った動画を投稿。まず初めにドラマを気に入ったと明かし、続けてその理由などを具体的に語っている。 「すべてが『Fallout』だって感じるよ。ドラマそのものが『Fallout』って感じだ」とケインは述べている。「これはかなり難しいことなんだ。どれだけ大変かは僕もよく知ってる。『Fallout』の型に合わないポストアポカリプスの物語を書くのは簡単だし、そこから外れて、うっかりふざけすぎて“『Fallout』じゃない”って感じるよ

    初代『Fallout』の開発者がドラマ版を見た感想を語る
  • ドラマ『フォールアウト』に実際の電話番号を使ったイースターエッグが登場 その内容にファンの間で憶測が飛び交う

    Amazon Prime Videoの『フォールアウト』には、原作ゲームのファンが見つけられるイースターエッグが大量に仕込まれている。サプライズのうちのひとつは、第6話で画面に表示されるVault-Tec社の電話番号にまつわるもので、ファンはこれが何を意味するのか解き明かそうとし、ソーシャルメディアで話題となっている。 電話番号は、クーパー・ハワード(ウォルトン・ゴギンズ)が出演するインフォマーシャルで、Vaultの購入を促す際に表示される。番号は213-25-VAULT(213-258-2858)。英国居住者の場合は001-213-258-2858で、電話をかけると料金が発生する。 この番号に電話をかける人は音量を下げておいたほうがよいだろう。相手側からは通話が切れるまで、まるで拷問を受けているような、半狂乱で苦痛に満ちた叫び声が聞こえてくるからだ。一方、この番号にメッセージを送信した場

    ドラマ『フォールアウト』に実際の電話番号を使ったイースターエッグが登場 その内容にファンの間で憶測が飛び交う
  • 『Stellar Blade』X『NieR:Automata』特別対談! キム・ヒョンテとヨコオタロウの共通したゲーム哲学とは?

    2024年4月26日、PS5向けに発売予定の『Stellar Blade』。ディレクターを務めたキム・ヒョンテ氏は作を開発する上で、スクウェア・エニックスによる『NieR:Automata』が大きなヒントになったと以前のインタビューで語っている。 滅亡した地球を舞台に、女性の戦士が剣を振るうアクションという意味では、ユーザーにとってもそのインスピレーションは見て取れるだろう。一方で、実際に手に取ってみると極めてオリジナリティの高い作品であることもプレビュー記事で詳しく紹介している通りだ。様々な作品からインスピレーションを受け、それを元に独自のアプローチで斬新かつ高水準のゲーム体験に落とし込んでいるのだ。 キム氏が代表である韓国・ソウルのゲーム開発スタジオSHIFT UPにて、『NieR:Automata』のディレクターを務めたヨコオタロウ氏との対談が実施された。クリエイターとしての共通点

    『Stellar Blade』X『NieR:Automata』特別対談! キム・ヒョンテとヨコオタロウの共通したゲーム哲学とは?
  • 『ゴジラ-1.0』からハリウッドが学ぶべきもの、それは視覚効果と向き合う「態度」である

    誕生から70年の歳月を経て、ゴジラがとうとう故郷に錦を飾った。『ゴジラ-1.0』が第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞し、「ゴジラ」シリーズとして初めて同賞にその名を刻んだのだ。世界の映画史における「ゴジラ」の重要性を考えれば、遅すぎた栄誉といえよう。『ゴジラ-1.0』は単に優れた映画というだけでなく、山崎貴監督が持つ芸術的ビジョンの集大成であり、そしてまた、時代とともに変化を続けるゴジラというキャラクターの柔軟性が、映画史上ほかに類を見ないものであることの証明でもある。 一方で『ゴジラ-1.0』の偉業は、ハリウッドが学ぶべき教訓をも授けた。35人という小さなVFXチームと、桁違いに少ない予算が、いったいどうやってハリウッドのブロックバスターに打ち勝ったというのだろうか? その答えのひとつは、この作品がCGエフェクトの描写において、明確に90年代的な手法を採用したことにある。 CGはいつ

    『ゴジラ-1.0』からハリウッドが学ぶべきもの、それは視覚効果と向き合う「態度」である
  • 『ユニコーンオーバーロード』レビュー シミュレーションRPGが少しでも好きなら絶対に遊ぶべき傑作

    ハイファンタジーRPGというジャンルに、革命をもたらそうとする斬新な作品は希少である。だが『ユニコーンオーバーロード』の物語はキャラクター主導で進むものであり、遊んでいて新鮮な感覚を得られるのだ。30分以上も続けて世界観説明の文章を見せるような手法は使われておらず、作の世界はプレイヤーが出会うキャラの言葉でだんだんと状況が明らかになる。味方と話しても、敵と対峙しても、彼らの境遇を知ってさまざまな視点から物語を見れるようになる。ゲーム全体をつなぐ物語こそ単純に感じるかもしれないし、シミュレーションRPGではつきものの展開も多い。それでも作はこの物語を非常に美しい形で見せていくため、たとえ既視感がありそうな物語でもまったく新たな気持ちで見ることができる。仲間たちと築いた友情を用いて邪悪な帝国と戦う物語は、戦略的な駆け引きが楽しめる戦闘や、納得のいく形での資源や戦力の獲得というゲームプレイの

    『ユニコーンオーバーロード』レビュー シミュレーションRPGが少しでも好きなら絶対に遊ぶべき傑作
  • Tsushimaよ、これが日本の答えだ!『Rise of the Ronin』を2時間プレイした感想

    今から約4年前、侍を主人公にした米国産の超大作『Ghost of Tsushima』が発売された。時代劇のような世界観でオープンワールドを駆け巡る作は素晴らしいゲームだった。「これが海外で作られるとは、悔しい」といった意見が日の開発者から漏れるほどだった。 コーエーテクモのTeam NINJAが送る『Rise of the Ronin』を約2時間プレイして、私はついに、日の答えを見たような気持ちでいる。 勘違いしないでほしいのは、『Rise of the Ronin』が『Ghost of Tsushima』のフォロワーではないということだ。作はそもそも『Ghost of Tsushima』の発売前から開発されており、ゲームプレイのベースとなるのはあくまでTeam NINJAらしい戦闘アクションだ。 しかし、横浜・江戸・京都とその周辺を自由自在に冒険できる浪人の旅は、『Ghost o

    Tsushimaよ、これが日本の答えだ!『Rise of the Ronin』を2時間プレイした感想
  • 『装甲騎兵ボトムズ』高橋良輔監督が明かすガンダムとの差別化、描きたかった愛の物語、虫プロ時代の手塚治虫の超人ぶりも TAAF2024でトークショーが開催

    国内外からさまざまなジャンルのアニメーション作品が集まり、上映や展示が行われる「東京アニメアワードフェスティバル2024」が3月8日から11日まで、東京・池袋を拠点に開催。アニメの発展に功績があった人を顕彰する「アニメ功労部門」を贈られた『装甲騎兵ボトムズ』シリーズの高橋良輔監督も8日、OVA作品『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』の上映後に登壇して、作品の思い出やアニメ業界に入って最初に師事した手塚治虫のことを語った。 『装甲騎兵ボトムズ』といえば、富野由悠季監督の『機動戦士ガンダム』と並んで1970年代末から80年代中頃にかけて一大ブームを引き起こしたロボットアニメの中心的な作品だ。スタイリッシュなモビルスーツが宇宙を舞台に戦闘を繰り広げる「ガンダム」に対して「ボトムズ」は、寸胴で顔もない「スコープドッグ」というメカに無骨なキリコという男が搭乗して戦い続ける、硬派な雰囲気が

    『装甲騎兵ボトムズ』高橋良輔監督が明かすガンダムとの差別化、描きたかった愛の物語、虫プロ時代の手塚治虫の超人ぶりも TAAF2024でトークショーが開催
  • 目がくらむほどリッチな『ファイナルファンタジーVII リバース』が明らかにする「昔と今のゲーム環境の違い」

    リメイク版「ファイナルファンタジーVII」シリーズを語るときは、やはり「リッチ」と「水増し」という言葉がちらつく。このシリーズにおいて、これらの要素は表裏一体だ。 前作となる『ファイナルファンタジーVII リメイク』は、ミッドガル脱出までを描きつつ1のフルプライスタイトルにする必要があった。ゆえに列車墓場がやたら長いダンジョンになったり、ボタンを押すだけのミニゲームがなぜか豪勢になっていたりした。 これは間違いなく豪華なものの、ゲームを分割して売るための水増しと解釈できなくもない。かくいう私も、驚きと呆れが同居するような気持ちになった。 第二作となる『ファイナルファンタジーVII リバース』でもその姿勢は変わらず原作をとことんリッチにしているのだが、今回はそれが良い方向に働いている。そして同時に、「昔と今のゲーム環境の違い」を明確にしている作品でもあるのだ。 リッチであるがゆえに生まれる

    目がくらむほどリッチな『ファイナルファンタジーVII リバース』が明らかにする「昔と今のゲーム環境の違い」
  • 宮崎英高が『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』とフロム・ソフトウェアの今後について語るロングインタビュー

    『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』について ――まず、「SHADOW OF THE ERDTREE」の舞台やストーリーについて教えてください。 今回のDLCの舞台となるのは、編に登場しなかった新しい場所です。影の黄金樹がそびえる「影の地」が今回の舞台になります。ワープする形で訪れる、完全に新しい場所です。 設定として、かつては編の舞台である「狭間の地」の一部だったのですが、なんらかの理由によってそこから物理的に切り離されました。 ストーリーの主軸となるものはふたつあります。まず、ミケラというキーアートにも登場しているキャラクターです。ミケラが「影の地」に向かって、プレイヤーがそれを追っていくというストーリーになっています。もう一方は「影の地」の歴史、女王マリカの過去の物語です。 ――「影の地」はどういったマップになるのでしょうか。編と同じくオープンワ

    宮崎英高が『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』とフロム・ソフトウェアの今後について語るロングインタビュー