人気アニメ「機動警察パトレイバー」の舞台の一つとして作中に登場し、「聖地」を目指す茨城県土浦市が、趣向を凝らした企画でファンの注目を集めている。新型コロナ禍で打撃を受けた地域を活気づけようと手探りで始めたところ、想像以上に反響が大きく、市担当者は「全国に土浦をアピールできる有効なコンテンツ。途切れることなくイベントを開催し期待に応えていきたい」と語る。 (佐野周平) パトレイバーは、人間型作業機械(レイバー)が普及した近未来の東京を舞台に、レイバーによる犯罪に対処するため組織された警視庁の「パトロールレイバー隊」の活躍を描く。1988年にOVA(オリジナルビデオアニメ)でスタートし、漫画やテレビ、映画などでも展開され人気となった。土浦市は、敵役のレイバーを開発した研究所の所在地として登場する。