記録的な暑さとなっているこの夏、東京23区で8月までの3か月間に熱中症の疑いで死亡した人は248人と、すでに過去最多に迫っていることが東京都監察医務院への取材でわかりました。 エアコンをつけていなかったり、もともと設置されていなかったりするケースが8割余りにのぼり、改めて対策の必要性が浮き彫りとなっています。 東京都監察医務院によりますと、ことし6月から8月までの3か月間で、熱中症の疑いで死亡したのは、速報値で40代から90歳以上のあわせて248人でした。 これは去年、6月から9月までの4か月間の192人を大きく上回り、公表されている2006年以降で最も多かった2022年の251人にも迫っています。 年代別では大半が高齢者で、80代が97人、70代が82人、90歳以上が32人、60代が27人でした。 場所別では屋内で亡くなった人が239人と96.3%を占め、この9割近く、死者の全体でみても