![cOAlition S、Plan S原則への準拠状況を確認するために必要なデータに関する委託調査の報告書を公開](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)
2020年2月13日、オランダのオープンアクセス(OA)に関する情報を提供するウェブサイト“open access.nl”が、出版社とのナショナルライセンス契約により2019年にOAになった論文が1万点になったと発表しています。1年で同数値を達成したのは初めてとしています。 同国のOAに関する協定では2014年の最初の協定締結以来、“Read & Publish”契約を締結しており、そのことが近年のOA論文の増加を促進していると指摘しています。 また、正式の数値は2020年中に出されるものの、2019年中に同国で公表された論文の25%がOAであるとしており、この他、ナショナルライセンス契約外でも、OA出版社といったルートを通じてのOAも増加しているとしています。また、改正著作権法第25fa条に基づいて機関リポジトリで論文を公表する研究者・研究機関も増えていることも指摘されています。2018
2020年2月11日、Digital Science社は米PLOSが同社のディスカバリープラットフォームDimensionsを、データ・傾向分析のために採用したことを発表しました。Dimensions AnalyticsとAPIがPLOSに対し提供されます。 PLOSのビジネス分析マネージャーのコメントによれば、Dimensionsを利用することで、PLOSの刊行する雑誌の編集上の意思決定について、よりデータ・ドリブンに行うことができるようになるだろうと考えているとのことです。 PLOS adopts Dimensions to monitor data and trends in Open Access(Dimensions、2020/2/11付け) https://www.dimensions.ai/news/plos-adopts-dimensions-to-monitor-data
2020年1月13日付けのNature誌オンライン版記事で、非営利団体Center for Open Science(COS)が提供するサービスを利用している複数のプレプリントサーバ・リポジトリが、同団体が導入した利用料金が払えず、閉鎖や別サービスへの移転等を検討する事態になっていることが報じられています。 COSは主題リポジトリ、地域別リポジトリなど26のリポジトリをホスティングしていますが、各リポジトリの運用者に対し、2020年から投稿数に応じて利用料金を導入することを通知していました。この料金の負担が、特にボランティアベースで運営されている途上国等のリポジトリ等には重くのしかかっているとのことです。すでにインドネシアからのプレプリントを受け付けるINA-Rxivは資金調達に失敗し、終了日はまだ定まっていないものの、運営者はサービス停止を決定したとされています。INA-Rxivは16,
2020年2月17日、大阪府立大学学術情報リポジトリOPERAは、2019年12月17日に大阪府立大学学術情報センター図書館・大阪市立大学学術情報総合センターの共催により開催された公開シンポジウム「オープンアクセス:これまでとこれから」の発表資料を公開したことを発表しました。 当日のプログラムの内、以下の4つのプログラムの発表資料とシンポジウムの広報ポスターがOPERAで公開されています。 ・大阪府立大学学術情報リポジトリOPERAの10年 大阪府立大学学術情報課 ・大阪市立大学学術機関リポジトリ OCURA 大阪市立大学学術情報課 ・研究成果のオープン化から始まる研究戦略 引原隆士氏(京都大学図書館機構長・附属図書館長) ・機関リポジトリはどう使われているのか 佐藤翔氏(同志社大学免許資格課程センター准教授) 大阪府立大学が2020年2月17付で公開した同シンポジウムの開催報告によると、
岐阜県の大垣市が、2020年2月20日の市長会見において、大垣市立図書館が、6月1日から、「読書記録Webサービス」の提供を開始すると発表しました。 同館では、これまで「読書手帳・読書ノート」を配布してきましたが、利用者から、もっと簡単で便利に読んだ本の記録を残すことができないかとの要望が寄せられていたため、同館のシステムとウェブサービス「読書メーター」を連携させることで、利用者個人が所有するパソコンやスマートフォンで、簡単に読書記録サービスを利用できるようにするものです。 図書館ウェブサイトの「マイページ」に表示されている貸出一覧から、本を選択することで、読書メーターに記録できると説明されています。 市長会見(令和元年度)(大垣市) https://www.city.ogaki.lg.jp/0000045479.html ※令和2年2月20日欄に「図書館「読書記録Webサービス」の提供に
De Gruyter社は、1月31日、オランダのUKB(samenwerkingsverband van Nederlandse universiteitsbibliotheken en de Koninklijke Bibliotheek、オランダの大学図書館と国立図書館のコンソーシアム)とread & publish契約を締結したと発表した。 これにより、Utrecht University(ユトレヒト大学)やUniversity of Amsterdam(アムステルダム大学)など9大学の研究者は、論文を同社の305のハイブリッドジャーナルにOA(オープンアクセス)で出版でき、全347誌のEジャーナルコレクションにアクセスできる。 また、同社のゴールドOAジャーナル110誌に出版する場合、APC(論文掲載料)が20%割り引かれるという。 [ニュースソース] De Gruyter and
Wiley社は、2月12日、フィンランドの高等教育および研究機関コンソーシアムFinELibとOA(オープンアクセス)および購読を組み合わせた3年間のライセンス契約を締結したと発表した。 これにより、22のフィンランドの機関は、Wiley社のこれまでの購読ジャーナルに継続してアクセスでき、同機関に所属する著者はOA論文を同社のゴールドOAジャーナルおよびハイブリッドジャーナルで出版できる。 なお、本契約には、FinELibの研究者および学生を自動で特定し、追加料金なしで各機関のインターネットコネクションを通じてOA公開の機会を通知するサービスや、自身のアカウント、論文の採録、レポートなどを管理するためのダッシュボードへのアクセスも含まれているという。 [ニュースソース] Wiley and FinELib Sign Transitional Agreement Continuing Exp
ドイツのエンジニアであるClaus G. Wolf氏は、"Open Access Helper"を公開した。 "Open Access Helper"は、同氏が合法的に公開されているOA(オープンアクセス)論文にアクセスするために開発したアプリ。Mac OS/ iOSのWebブラウザSafariに本アプリを拡張機能として追加することで利用できる。 OA論文データの取得にはUnpaywall.org及びCORE DiscoveryのAPIを用いており、アプリが利用者を追跡しない仕様にするなどプライバシー面にも配慮しているという。 本アプリは無料で利用でき、macOS app StoreもしくはiPhone / iPad App Storeからダウンロードできる。 [ニュースソース] Open Access Helper ― Claus G. Wolf (accessed 2020-02-17
MSU(Michigan State University、ミシガン州立大学)図書館は、2月18日、De Gruyter社と3年間のread & publish契約を締結したと発表した。 これにより、MSUの著者はDe Gruyter社のジャーナルにAPCを支払うことなくOA(オープンアクセス)論文を出版でき、MSUのNet IDを持っていれば、同社の購読ジャーナル347誌にもアクセスできる。 今回の契約には、論文の管理、短期間(fast-tracked)査読論文の承認、レポート機能を備えたダッシュボードへのアクセスも含まれているという。 [ニュースソース] MSU LIBRARIES AND DE GRUYTER SIGN AGREEMENT TO PROVIDE OPEN ACCESS PUBLISHING FOR MSU AUTHORS ― MSU Libraries 2020/02
Nature誌は、2月13日、"Popular preprint servers face closure because of money troubles"と題する記事を公開した。 本記事は、プレプリント向けプラットフォームを提供するCOS(Center for Open Science)が利用料を2020年から課すことを受けて、インドネシアのローカルプレプリントサーバーINA-Rxivが資金不足により閉鎖することを紹介。同様にボランティアで運営されているArabiXiv、AfricArxiv、IndiaRxivなどの先行きも不透明であることを示している。一方、MarXiv、EarthArXivなどはCOSの利用を取りやめ、他のプラットフォームへの移行を考えているという。 INA-Rxivの立ち上げに関わった研究者やCOS関係者のコメントも紹介している。 [ニュースソース] Popul
Natureは、2月5日、7誌における査読(ピアレビュー)の公開を試行すると発表した。 Nature誌を含む多くのジャーナルがシングルブラインドレビューを採用しているため、著者にとっては査読者を、ジャーナル読者にとっては著者と査読者間の重要な議論を知りえないなどの短所があると指摘。 査読の透明性を求めるというNature誌の著者の声もあり、"Nature Biomedical Engineering" "Nature Cell Biology" "Nature Ecology & Evolution" "Nature Human Behaviour" "Nature Immunology"など7誌における査読の公開を試行するという。 [ニュースソース] Nature will publish peer review reports as a trial ― Nature 2020/02/
Frontiers社は、2月7日、米国のDuke University (デューク大学)とOA(オープンアクセス)出版契約を締結したと発表した。 これによりDuke大学の著者は、Frontiers社のOAジャーナルに出版する場合、どの助成を受けているかに関係なく、APC(論文掲載料)が15%割引かれる。 同大学のEメールアドレスで論文を投稿すれば自動的に割引が適用される。他のEメールアドレスを用いた場合でも、論文の所属先に同大学名が記載されていれば、Frontiers社が割引対象か否か、同大学図書館に確認を行うという。 [ニュースソース] Duke University and Frontiers form open access publishing agreement ― Frontiers 2020/02/07 (accessed 2020-02-10)
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