ブックマーク / blog.tinect.jp (3)

  • 映画・聲(こえ)の形から学ぶ、より良い社会の方向性について

    「シン・ゴジラ」、「君の名は」と最近は邦画のヒットが続く。 そして一部の好事家の中で、それら2作よりも面白いのではないかと評判の邦画がある。聲の形である。 聲の形がどういう映画かを簡単に説明すると、高度の難聴を患った女の子を10代の五体満足の子供たちが自分たちの社会に、どうやってキチンと受け入れていくかという話である。 この映画は難聴という難しい題材を通して、社会がマイノリティを受け入れる意義について雄弁に語っており、様々な観点から非常に勉強になる。 以下、物凄くネタバレを含みつつ、聲の形が描く”より良い社会の方向性”について書いていくことにする(まだ映画をみてない人はさっさと見に行くが良し。恥ずかしながら僕は劇中に3回も泣いてしまった。それぐらいは面白い作品である) みんなが足並みを揃えることの難しさ この物語は健全な肉体を持つ小学校6年生の集団社会の中に、高度の難聴を持つ子供・西宮硝子

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  • ゴシップにうんざりした時は、固有名詞をすべて「人間」に変えてみればいい

    ゴシップと固有名詞の関係について書きたい。 今年も多くの芸能ニュースが世間を騒がせた。騒ぐことは楽しいが、あまりに続けば、うんざりもする。 そんなとき、人はふと冷静になり、不思議に思いはじめる。どうしてこんなにもゴシップに反応してしまうんだろう? 「ベッキー不倫」や「SMAP解散」という見出しを目にしたときの「おおおお!」という反応はなんなんだろう? みんな何に反応しているんだろう? ゴシップは固有名詞の力に依存している。 コンビニで女性セブンやフライデーの表紙を見たとき、私は「固有名詞だらけだな」と感じる。 読者の気を引くために大量の文字が書かれているが、その大半は固有名詞なのだ。有名人の名前や、大企業の名前。 これが大量に登場している。ゴシップの魔力を支えるのは固有名詞なのだ。 なので私は、ゴシップの見出しをすべて「人間」に変える遊びをしている。 固有名詞を取り除いてみるのである。この

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  • 若者の唯一の既得権だった「新卒一括採用」のなくなる日

    今朝、目に飛び込んできたニュースが衝撃だったので、今朝アップするはずだった記事を公開せず、記事を書き直している。 そのニュースとは「ヤフーの新卒一括採用廃止」だ。 ヤフー、新卒一括採用を廃止 30歳未満は通年(日経済新聞) ヤフーは新卒の一括採用を廃止する。10月から新卒や既卒、第二新卒などの経歴にかかわらず30歳未満であれば誰でも通年応募ができるようにする。技術者や営業職など全ての職種が対象で、1年で300人程度を採用する計画だ。 これって、実は地味ながらすごいニュースだ。 個人的には「正社員の解雇規制の撤廃」と同じくらいの衝撃があると思う。 なぜならが、30歳未満までだれでも応募できる、ということはすなわち、「若年層枠は、新卒じゃなくても全く構わない」という企業の意思表示だからだ。 ヨーロッパではで若者の失業率が高いことが知られている EUが進める待ったなしの若年層雇用対策(EU M

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