電話マーケティング会社ジー・エフ(現・日本アジアグループ、東証マザーズ上場)の仲吉昭治(なかよし・しょうじ)元社長(67)が未公表情報をもとに自社株を購入したとして、証券取引等監視委員会は17日、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで元社長に課徴金170万円の納付を命じるよう、金融庁に勧告した。 監視委の調べによると、ジー・エフは07年8月中旬、第三者割り当てによる新株発行で約3億7千万円を調達することや、投資事業会社との業務提携で資金不足を解消し上場維持を図ることを決定、同年12月に公表した。 当時現職だった仲吉元社長は、この公表前の同年9〜10月、同社株式100株を約312万7千円で買い付けた疑いが持たれている。株価は公表後にストップ高となったが、仲吉元社長は高騰後も売却していないという。 仲吉元社長はおもちゃメーカーのバンダイ出身で、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラ