日本は、八百万の国だという。 森羅万象に神を見出す日本人が、宇宙からの贈り物に神を見出すのは当然の反応である。全国には、隕石を御神体とした神社が存在する。例えば関西の妙見山や、名古屋の星宮社のように。 このたび小惑星イトカワから帰還した、はやぶさなる“御神体”が、そのような崇拝対象と同等にまなざされることに不思議は無い。 彼らにとってのはやぶさは、科学ではなく崇拝対象 Togetter - まとめ「なぜマスゴミは「はやぶさ」の快挙を伝えないの?ネット民大勝利!!みたいなの」 ここに、はやぶさを拝んだ人達の記録が残っている。 科学的で慎重な立場の人が見れば、眉をしかめるような吹き上がりっぷりに、ブックマーク上では非難と嘲笑が集中した。 確かに、彼らのフィーバーは軽率きわまりなく、「崇拝するな科学しろ」と言いたくもなるだろう。しかし、はやぶさは科学の結晶であると同時に、輝く流星となって宇宙から