ガンバは健闘したぶん課題も見えた 【西部謙司】2008年12月19日 ガンバ大阪vsマンチェスター・ユナイテッドは見応えのある試合だった。G大阪が持ち味を出したぶん、世界のトップクラブとの差も明らかになった。 記録だけを見れば、G大阪が勝っていても不思議ではない。シュート数は23本でマンUの18本を上回った。枠内9本は同じ、ボールポゼッションも51パーセントでわずかながら上回っている。しかし、スコアは3-5なのだ。 ファーガソン監督が「感銘をうけた」と言ったとおり、G大阪のプレーは見事だった。強気の高いディフェンスラインを敷き、この日の両軍で最高のプレーを披露した遠藤を起点に、巧みなパスワークでチャンスを作った。 昨年は浦和レッズが固い守備力という特徴を出して、ミランを相手に0-1のゲームをしてみせた。課題の攻撃力不足は露呈したが、得意な部分では通用していた。今年のG大阪の場合、守備