世界的な株価の連鎖安の原因は、中国の景気減速や商品市況の下落、ギリシャ政局への不透明感、韓国と北朝鮮の軍事的緊張の高まりなどいろいろとあります。しかし、理由がわかる下げならば、この先は極端に恐れるべきではありません。 要は今後の世界景気がどうなっていくかが最終的には重要です。景気が思ったほど落ち込んでいなければ、この下げは絶好の買い場になるでしょうし、景気が悪化し始めているのであれば、当面の調整は避けられないことになります。 というのも、少し前の話になりますが、米国で先週公表されたFOMC(公開市場委員会)議事録では、ややハト派(利上げ反対派)的な内容が確認されたにもかかわらず、20日(木)の米国株が下げたことが、筆者には少し引っかかっています。 つまり、米国の景気が思っているよりも強くなく、9月の利上げが先送りされるとの思惑が強まれば、これまでの流れだと株価は上昇していたに違いありません
![日経平均、1万7000円割れはあるのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2f1bcde12cf6e03b8e012e749e92829f345ebd29/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2Fd%2F1200w%2Fimg_bd325f90f3b0edae7ad760d20cb14a05139172.jpg)