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ブックマーク / realsound.jp (42)

  • “差別”というシリアスな題材をポップに表現ーー『ゲット・アウト』が描く普遍的な恐怖

    クエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』は、アメリカで奴隷制がはびこっていた時代、黒人奴隷だったジャンゴが、南部の豪農の屋敷で奴隷として働かされているを助け出そうと身分を偽り、ビジネス相手として屋敷に入り込むという物語だ。奴隷制を支持する南部の保守的な人々は、もちろん黒人であるジャンゴに強い差別意識を持っているが、対面上は賓客として扱い、豪華な事をふるまう。外からやって来る客を精一杯「おもてなし」する南部のしきたりを、アメリカの南部人たちは「サザン・ホスピタリティ」と呼び、美徳としている。 しかしこの映画の南部人たちは、言葉の端々や態度からにじみ出る、よそ者や異なる人種に対しての差別意識を隠しきれない。彼らは客が不快な気分になるかどうかよりも、「おもてなし」をしている自分たちのことを「優しく寛大で優れた人間」だと示したいだけなのだ。『ジャンゴ 繋がれざる者』は、自分

    “差別”というシリアスな題材をポップに表現ーー『ゲット・アウト』が描く普遍的な恐怖
  • 山田孝之×イッセー尾形が語る、巨匠ゴッホへの共感 「永遠に人生があるかの如く描いている」

    11月3日より公開されている映画『ゴッホ~最期の手紙~』。作は、印象派の巨匠ゴッホの死の謎に迫る、全編が動く油絵で構成された体感型アートサスペンス映画だ。リアルサウンド映画部では、主人公アルマン・ルーランの声優を務める山田孝之と彼の父親ジョセフ・ルーランを演じるイッセー尾形の対談インタビューを行い、初共演の印象やゴッホに対する想いなどについて語ってもらった。(編集部)【※インタビュー最後にサイン入りプレスプレゼントあり】 イッセー尾形「山田さんはすごく演じることに真摯な方」 ーーこの作品で声優を務めることになった経緯を教えてください。 イッセー尾形(以下、イッセー):この映画のポスター画像を見たことがあって、日で公開するならぜひ観たいなと、いつだろういつだろうと待ちわびていたところ、公開前にこの声優の話が来まして。こういう形で関わることができるなんて思ってもいなかった。 山田孝之(以下

    山田孝之×イッセー尾形が語る、巨匠ゴッホへの共感 「永遠に人生があるかの如く描いている」
  • 『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督インタビュー映像 キャスティングの裏側明かす

    第89回アカデミー賞作品賞ほか3冠に輝いた『ムーンライト』より、バリー・ジェンキンス監督のインタビュー映像が公開された。 作は、自分の居場所を探し求める主人公の姿を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代で綴った物語。 ブラッド・ピットがエグゼクティブプロデューサーを務め、キャストには主人公の母親に『007』シリーズのナオミ・ハリス、少年の父親代わりになる男に『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のマハーシャラ・アリ。主人公シャロンを、トレバンテ・ローズ、アシュトン・サンダース、ジャハール・ジェロームの3名がそれぞれ演じている。 この度、公開されたバリー・ジェンキンス監督へのインタビュー映像は、原作との出会いやキャスティングの経緯、そして、自身とシャロンとの関係性について語る内容となっている。 ■公開情報 『ムーンライト』 TOHOシネマズシャンテほか全国公開中 監督・脚:バリ

    『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督インタビュー映像 キャスティングの裏側明かす
  • 先駆者テイ・トウワが憂う、ダンス・ミュージックの現在「『便利=最高』ではない」

    テイ・トウワが1年8カ月ぶりの9枚目のアルバム『EMO』をリリースする。高橋幸宏や小山田圭吾らMETAFIVEのメンバー全員のほかUA、高野寛、シュガー吉永、あの(ゆるめるモ!)など多彩なゲストを迎え、ミックスにゴウ・ホトダ、マスタリングに砂原良徳を配する完璧な布陣で、テイらしい歯切れがよくキャッチーで、しかも奥行きのあるエレクトロニック・ポップが展開されている。無駄なものは何も入っていないのに、豊かで広がりがある。時流に媚びないのに今の音になっている。カイリー・ミノーグを起用した旧曲のリメイクも見事な傑作である。 作の公式特設サイトでは筆者によるかなり詳細なアルバム・インタビューが掲載されている。制作の経緯やコンセプト、テーマなどはそちらをご参照いただくとして、ここではそこから少しはみ出して、ここ最近のテイの創作環境や意識の変化を辿りながら、彼の表現原理や彼のフォロワーともいうべき最近

    先駆者テイ・トウワが憂う、ダンス・ミュージックの現在「『便利=最高』ではない」
  • BOOM BOOM SATELLITES、最後の作品に刻んだ19年の歩み 中野雅之のトーク+映像上映会レポ

    BOOM BOOM SATELLITESが2月28日、東京・新宿バルト9にて『「19972016 LIVE & DOCUMENT」上映会 + トークセッション』を行った。このイベントは、3月1日にリリースしたベストアルバム『19972016』を記念して開催されたもので、全国の映画館でライブビューイングとして中継された。同作に付属する映像作品の上映前には、中野雅之がステージに登壇し、同作の制作や選曲、2016年10月9日に脳腫瘍のため逝去した川島道行への思い、そして自身のこれからについて語った。 鹿野淳(MUSICA)氏が司会を務めた前半のトークショーで、まず、中野は2016年9月中旬から年明けにかけて今回のベストアルバムを制作したことを明かしながら、以下のように話した。 「(選曲に関しては)バンドのありようが見えてくればいい、というシンプルな理由です。“Greatest Hits”的なこと

    BOOM BOOM SATELLITES、最後の作品に刻んだ19年の歩み 中野雅之のトーク+映像上映会レポ
  • 細野晴臣が語る、音楽の歴史をつなぐこと「本当におもしろいものは届いてくる」

    細野晴臣が2016年5月7日〜8日に横浜中華街の同發新館で開催したライブイベント『細野晴臣 A Night in Chinatown』。その模様を収めたライブ映像作品(DVD/Blu-ray)『A Night in Chinatown』がリリースされた。細野が同發新館でライブを行ったのは、1976年の同日、アルバム『泰安洋行』(1976年7月リリース)のプロモーションとして開催されたコンベンションライブ以来、ちょうど40年ぶり。5月8日の公演で披露された全21曲を収録した作『A Night in Chinatown』は、40年前のトロピカル3部作(『トロピカル・ダンディー』『泰安洋行』『はらいそ』)の時期と現在の細野晴臣をつなぐ、きわめて貴重な映像作品と言えるだろう。 今回のインタビューでは『A Night in Chinatown』を軸にしながら、1940年代前後のアメリカ音楽に対する

    細野晴臣が語る、音楽の歴史をつなぐこと「本当におもしろいものは届いてくる」
  • 荻野洋一の『母よ、』評:痛覚にうったえかける、最も現代的な映画

    人はいったい何を求めて映画を見に行くのだろう? 娯楽か、暇つぶしか、それとも人付き合いか。結論から言えば、なんだっていいわけだが、時に人は、楽しむためにではなく、もがき苦しむために映画を見に行くことがある。たとえば、イタリアの映画作家ナンニ・モレッティの新作『母よ、』がそうだ。お断りしておかなければならないのは、ストレスの解消にも、楽しい気分にもならないことだ。それどころか、よりストレスを自家薬籠中のものとするために見る映画だと言っていい。この映画の作者であるナンニ・モレッティが立派なコメディ作家であり、この『母よ、』にもどこか風刺喜劇のユーモアさえ漂わせているにもかかわらずだ。 では、そんな映画を見る必要があるのか? ──その答えは「ある」であり、いや現代ではますますその必要性が高まってさえいる。私たち観客は、この映画によってストレスを直視することを求められる。ふだん使わない筋肉を使うよ

    荻野洋一の『母よ、』評:痛覚にうったえかける、最も現代的な映画
  • MURO×渡辺宙明が語る、ヒップホップと特撮・アニメ音楽の共通点「どの作品も実験的」

    MUROが、『Super Animated Breaks & SFX~30 Years and still counting~』を2015年11月25日にリリースした。作は、MUROの音楽活動30周年記念として制作されたアニメ・特撮音楽のMIX CDだ。MURO自らがセレクトした70~80年代のアニメ・特撮ブレイクビーツ全38曲、なかにはレコードで入手することができない貴重な音源も収録されている。今回リアルサウンドでは、MUROの活動30周年とリリースを記念して特別対談を企画。これまで多くの特撮・アニメ音楽を手がけてきた音楽家・渡辺宙明氏を招き、作収録曲を中心に、当時のエピソードや特撮・アニメ音楽の魅力について語っていただいた。(編集部) 「道具を来とは違う方法で使うという発想は、ヒップホップに通じる」(MURO) MURO:僕は『バトルフィーバーJ』が放送されていたときに「バトルフ

    MURO×渡辺宙明が語る、ヒップホップと特撮・アニメ音楽の共通点「どの作品も実験的」
  • デヴィッド・ボウイはなぜ今も魅力的なのか 現役パンクスがドキュメンタリー映画を紐解く

    時代とともにデヴィッド・ボウイの人物像を描いていくと、彼は常に自らが先導者となり人々に新しいものを届けてきたことが浮き彫りとなる。初めて地球が世界中の人々に映し出されたときに出来た曲「スペース・オディティ」で「地球は青く、私に出来ることはない」と歌うボウイは常に変化し続けていく。特にファッションの移り変わりには特筆すべきものがあり、ビジュアルによって人に与える影響をも常に考え、誰もがやらなかったことを実践していく。テレビでデヴィッド・ボウイを見たときの衝撃を話す観客たちの姿からは、当時の衝撃の凄まじさの一端が見えてくる。そしてそれがデヴィッド・ボウイたる所以であり、人々を虜にして止まない魅力なのではないだろうか。 オリジナリティの塊で、自由と個性の人デヴィッド・ボウイは時代ごとにあらゆる常識を覆し、物のロックを実践した。「社会のはみ出し者はここに来い」と言ったデヴィッド・ボウイ自身が文化

    デヴィッド・ボウイはなぜ今も魅力的なのか 現役パンクスがドキュメンタリー映画を紐解く
  • クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」

    ミトは、ある種のランナーズ・ハイの状態にあるのかもしれない、と思った。こちらの質問に対して、そんなこともわからないのかと言わんばかりに呆れたような表情を見せながら、畳みかけるように饒舌に語り続ける。その話はある種の衝撃だった。 クラムボンが結成20周年を迎え、5年ぶりのアルバム『triology』をリリースする。9枚目のアルバム。彼らのバンドとしての個性もスタンスもすっかり確立されているはずなのに、しかし、このアルバムは、これまでの作品とはまったく違う意識で作られているようだ。何度も取材して気心が知れているはずのミトの変貌は、いつもと同じつもりで呑気にインタビューしにいった僕を戸惑わせるには十分だった。 彼と話していて思い出したのは、約20数年前、テクノにはまったころの自分。耳が変わり、意識が変わり、聴くものもすべてが変わって、それまで聞いていた旧来のロックみたいなものがすべて聞けなくなっ

    クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」
    angyou
    angyou 2015/06/07
    新アルバム『triology』インタビュー クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」 2015.03.24
  • hideと付き合った濃密な日々 市川哲史が綴った「18年目のラブレター」

    hideのドキュメンタリー映画『hide 50th anniversary FILM JUNK STORY』の公開が始まった。未見なのでその内容には触れないが、hideが逝ってもう17年も経ったかと思うとやはり感慨深いし、彼と付き合った濃密な10年間の記憶も蘇る。 少しは(苦笑)。 備忘録とは<忘れるのに備える記録>であり、要は記憶すべき事柄を簡単にメモするための個人的な雑記帳、を指す。とある別仕事の準備で現在、過去に書いた膨大な原稿や備忘録を読み直しているのだけれど、私の場合、備忘録に記す前に喪失しちゃってる記憶が尋常ではない。当時の私は致死量をはるかに超えるインタヴュー原稿を抱えた上に、リアル『酒呑み日記』の日々だったから、まったくもって残念な脳細胞なのだ。 思えばhideと私の共通語は「ロック」と「酒」だけという、男の子そのものの付き合いだっただけに、馬鹿馬鹿しい呑んだくれエピソード

    hideと付き合った濃密な日々 市川哲史が綴った「18年目のラブレター」
  • ORIGINAL LOVE田島貴男が見出した“今やるべきポップス”とは?「Negiccoの仕事はいい経験だった」

    ORIGINAL LOVE田島貴男が見出した“今やるべきポップス”とは?「Negiccoの仕事はいい経験だった」 ORIGINAL LOVEが、6月10日に約2年ぶりの新作『ラヴァーマン』をリリースする。1994年に発売した『風の歌を聴け』と同じく佐野康夫(ドラム)と小松秀行(ベース)を迎えて制作された作は、ジャズやファンクのテイストを漂わせつつ、Negiccoへ提供した「サンシャイン日海」をセルフ・カヴァーしたり、ボーナストラックに『サントリー角ハイボール』のCMソングである「ウイスキーが、お好きでしょ」を収録するなど、エンターテインメント性に溢れた作品に仕上がっている。今回リアルサウンドでは、聞き手に音楽評論家・宗像明将氏を迎え、田島貴男にインタビュー。アルバム制作時のエピソードや田島の近況から、今なお成長を続けるORIGINAL LOVEの音楽性を紐解いた。 「去年より今年のほう

    ORIGINAL LOVE田島貴男が見出した“今やるべきポップス”とは?「Negiccoの仕事はいい経験だった」
  • ラップ・ミュージックと反ホモフォビアの現在 フランク・オーシャンからキングギドラまで - Real Sound|リアルサウンド

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう連載「時事オト通信」第4回の後編。前編【黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか】では、ミュージシャンの表現とポリティカル・コレクトネスの関係について、ラッツ&スターとももいろクローバーZが巻き起こした議論や、韓国のラッパー・Keith Apeの「It G Ma」が世界中で話題になったことを題材に考察した。今回はミソジニーやホモフォビアといった問題について、フランク・オーシャンやマックルモア&ライアン・ルイス、キングギドラといったミュージシャンの事例をもとに、さらに議論を深めた。(編集部) 中矢「LGBTをめぐる問題が、一気にクローズアップされている」 中矢:ラップ・ミュージックとポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を含まない言葉/表現を用いること)と言えば、

    ラップ・ミュージックと反ホモフォビアの現在 フランク・オーシャンからキングギドラまで - Real Sound|リアルサウンド
  • Mellowhead深沼元昭が語る、音楽家としての信条とサヴァイヴ術「『周りが見えない力』も大事」

    深沼元昭のソロユニットMellowheadが、6年ぶりのオリジナルアルバム『Kanata』をリリースする。自身のヴォーカルに加えて、片寄明人(GREAT3)、西寺郷太(NONA REEVES)、堀込泰行(ex.キリンジ)がゲストに参加。彼の持つ卓越したセンスが、独特の乾いた味わいを持つAOR〜ソウル・ミュージックに結実した一枚となっている。 93年にバンドPLAGUESのボーカル&ギターとしてメジャーデビュー、02年の活動休止後にはソロと並行してプロデューサーとしてのキャリアも重ねてきた彼。現在では、Mellowheadに加え、元PEALOUTの近藤智洋らと結成したバンドGHEEE、2010年に再始動したPLAGUESも含め様々なプロジェクトで活動を続けている。そして、プロデューサーとしてchayなど数多くの新鋭を手がける一方、ギタリストとして佐野元春や浅井健一の作品やライブなどにも参加。

    Mellowhead深沼元昭が語る、音楽家としての信条とサヴァイヴ術「『周りが見えない力』も大事」
  • 黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう連載「時事オト通信」第4回の前篇。今回は、ラッツ&スターがももいろクローバーZとともに黒人を模して“顔の黒塗り”という表現をしたことにより巻き起こった議論や、韓国のラッパー・Keith Apeが中心となって日韓のラッパーをフィーチャーした楽曲「It G Ma」が世界中で話題となったことを取り上げ、ミュージシャンの表現とポリティカル・コレクトネスの関係について考察を深めた。(編集部) 磯部「ラッツ&スターの件で表面化した問題は、彼らだけのものではない」 中矢:最近、ネットでポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を含まない言葉/表現を用いること。以下、PC)に基づいた炎上が盛んに起こっているように思います。ポピュラー音楽をめぐったものに関していうと、例えば、2月、「ニューヨーク・タイムズ」の田淵広子記者がツイッター

    黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか
    angyou
    angyou 2015/04/12
    黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか 2015.04.08
  • 「ラップとポエトリーの融合の究極形ができた」自閉症とともに生きるハタチのラッパー、GOMESS登場

    自閉症とともに生きるハタチのラッパー・GOMESS。NHKのゴールデン帯で特集番組が組まれるなど、ヒップホップシーンだけでなく、一般的にも多大な注目と期待を集めているアーティストだ。 昨年7月にリリースされた1stアルバム「あい」に収録された、自閉症と宣告された日のことを歌った彼の代表曲「人間失格」には、こんな強烈なリリックが綴られている。「普通じゃねえって 並外れてる 人が呼んでる 障害者のクズです」「バカにしてる カモにしてる あいつはアタマがイカレテル」。 そして先月18日には、この「人間失格」の続編的内容の曲「LIFE」が収められた、2ndアルバム「し」がリリースされた。今回はこの2ndアルバム「し」についてだけでなく、自閉症のこと、そして明日4月12日(日)に開催される初単独ライブについてまで、じっくり語って貰った。(岡島紳士) ラップよりも先にDTM(作曲)を12歳の頃からやっ

    「ラップとポエトリーの融合の究極形ができた」自閉症とともに生きるハタチのラッパー、GOMESS登場
  • 布袋寅泰のギタープレイ徹底解剖 彼の奏でるフレーズはなぜ耳に残るのか? 

    夢を追いかけてイギリスへ ギター、機材選びにも独自のスタイルがある。フェンダーやギブソンといったトラディショナルなギターを特に好んで使うわけでもなく、ギタリストなら誰もが憧れるようなヴィンテージ機材には目もくれずに最新鋭のシステムを作ってきた。使い込まれたボロボロなギターを抱える姿は想像しにくい。トレードマークの幾何学模様、あの布袋モデルでさえ、BOØWY時代から愛用しているのにも関わらず、使い込まれた感がない。昔からイギリスの少年たちの憧れは、真新しいスーツとピカピカので、カッコいいスポーツカーに乗ることであるという。イギリスの偉大なるギタリスト、エリック・クラプトンもジェフ・ベックも今なお、いつも抱えているのはピカピカの真新しいストラトキャスターだ。デヴィット・ボウイやマーク・ボランに憧れた布袋は、自然と英国少年のような心を持つようになったのかもしれない。 「あのキル・ビルのカバー、

    布袋寅泰のギタープレイ徹底解剖 彼の奏でるフレーズはなぜ耳に残るのか? 
  • 『ホットロード』主題歌の尾崎豊はアリかナシか? 不良文化と音楽の関わりを再考

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう新連載「時事オト通信」第2回の中編。前編【ヒップホップとヤンキーはどう交差してきたか? 映画『TOKYO TRIBE』と不良文化史】では、今夏に公開された映画『TOKYO TRIBE』を軸に、90年代のヒップホップ文化やチーマー文化について掘り下げた。中編では、引き続き『TOKYO TRIBE』に見られる不良文化について考察を深めるとともに、同時期に公開された『ホットロード』についても議論を展開。両映画音楽との関わりについても、話題が広がった。(編集部) 磯部「映画『TOKYO TRIBE』は、ヤンキー的なバッド・センスに満ち溢れていた」 磯部:映画『TOKYO TRIBE』で面白かったのは、下世話で過剰な、齋藤環が言うところのヤンキー的なバッド・センスに満ち溢れていたところ。原作者の井上三太は90年代のいわ

    『ホットロード』主題歌の尾崎豊はアリかナシか? 不良文化と音楽の関わりを再考
  • ゆず、福山雅治、般若、大森靖子まで……長渕剛が音楽シーンに与えた影響とは?

    長渕剛『TSUYOSHI NAGABUCHI ALL TIME BEST 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。(初回生産限定盤)』(ユニバーサルミュージック) 『アメトーーク!』(テレビ朝日)の10月23日放送回で、長渕剛を愛する芸人がその魅力について語らう「長渕剛芸人」という企画が行われ、話題を呼んでいる。同番組では、後藤輝基(フットボールアワー)が司会を務め、遠藤章造(ココリコ)、ワッキー(ペナルティ)、博多華丸、角田晃広(東京03)などが、長渕剛の歴史を振り返るとともに“長渕ファンあるある”やモノマネを披露し、盛り上がった。 レーシングドライバーの佐藤琢磨や元プロ野球選手の清原和博、女優の北乃きいなど、芸人以外にも長渕ファンを公言する著名人は多い。もちろん、ミュージシャンの中にも長渕ファンは少なくなく、日音楽シーンにおける影響も大きい。 長渕に詳しいライターの冬将軍氏は、彼

    ゆず、福山雅治、般若、大森靖子まで……長渕剛が音楽シーンに与えた影響とは?
  • (2ページ目)トム・ヨークのSpotify批判は妥当か? 世界中のミュージシャンが激論中 - Real Sound|リアルサウンド

    angyou
    angyou 2014/10/25
    トム・ヨークのSpotify批判は妥当か? 世界中のミュージシャンが激論中