◎風土化させずに克服を -「絆」や「助け合い」が世界中で注目される一方、被災県外での震災がれきの受け入れはあまり進んでいません。 想像力に欠ける 「隣人意識が希薄な現代人の心が浮き彫りになり、ショックだ。社会的な視野の狭さをすごく感じる。がれきがあったままでは被災地は復興できない。受け入れる側に想像力がないと思う」 -がれきが放射能に汚染されている、と過剰な反発が多いようです。 「受け入れ側の論理もあるのだろうが、その前に相手方のことを想像すべきだ。受け入れ側の母親は『うちの子がどうにかなったら』と言う。わが子は想像できても、被災地の他人の子は想像できない。人の痛みに思いをはせる想像力がなく、自分の生活を守りたいという利己的な集団心理がまかり通る。過去にもたびたび起きた現象だ」 -福島第1原発事故で住む場所を強制的に追われた住民がいます。 難民化 悲劇知る 「生まれ育った土地や