東京都板橋区の集合住宅の一室で8月末、引き取り手のない無縁遺骨とみられる10柱以上の遺骨がつぼに入った状態で見つかり、警視庁高島平署に届け出があったことが23日、関係者への取材で分かった。遺骨はいずれも自治体の許可を得て火葬されたもので、事件性はないとみられるが、同署が詳しい経緯を調べている。 関係者によると、今年夏ごろ、この部屋に住む高齢女性が「自宅の遺骨を引き取ってほしい」と都内の粉骨業者に依頼。女性宅を訪れた業者が、女性の親族ではない遺骨の入った骨つぼ十数個を見つけた。女性の夫はかつて葬儀関連の仕事をしていたとする情報があり、身元不明者や引き取り手のない遺体を自治体の委託を受けて火葬後、そのまま保管した可能性がある。 葬儀手続きの問題に詳しい弁護士の本橋光一郎氏によると、遺骨をみだりに遺棄すると遺骨遺棄罪などに該当する可能性があるが、自宅での保管自体は罪には当たらないという。一方、墓
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