富山市立芝園中3年の山本良太君(14)(富山市粟島町)が、発明したペットボトルやミカンのしぼり汁などを利用した猫撃退装置で、特許を取得した。 特許事務所で6日、証明書を受け取った。 光を反射するペットボトル製プロペラでミカンのにおいを拡散させて野良猫を追い払う仕組みで、猫が嫌いとされる身の回りの物を活用しているのが特徴だ。 装置は「ランにゃウェイ2」と名付けられた。プラスチック製の台(縦20センチ、横30センチ)に猫が乗ると、重さで台が傾いて糸が引かれ、フィルムケースも傾いて猫が苦手な酸っぱいミカンのしぼり汁が垂れる。直径20センチのプロペラのモーターのスイッチも同時に入り、においを広げる。 家で猫を飼う猫好きな山本君は、野良猫に自宅の網戸を破られたことをきっかけに、「猫を傷つけないように追い払う発明ができないか」と構想を練ってきた。このため、プロペラの回転速度は遅めにしたという。 小学6