もんじゅ 落下した装置を回収 6月24日 8時49分 去年、14年ぶりに運転を再開した、福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で、重さ3トンもある装置が原子炉内に落下して引き抜けなくなっていましたが、24日午前5時ごろ、10か月ぶりに回収されました。今後、原子炉の内部に損傷がないか影響を確認する必要があり、運転再開までにはなお時間がかかりそうです。 高速増殖炉「もんじゅ」は、去年5月、ナトリウム漏れ事故以来14年ぶりに運転を再開しましたが、再開から3か月後の去年8月、核燃料を交換するための重さおよそ3トンもある装置が原子炉内に落下し、装置が変形して引き抜けなくなっていました。このため、日本原子力研究開発機構は、装置を引き抜く時に引っ掛かる原子炉のふたの一部を取り外す回収作業を、23日午後9時前から行った結果、24日午前5時ごろ、引き抜き作業を終えたということです。トラブル発生から10か月ぶり