「このストウ(制裁捧)は、村人の中に人を傷つけたり殺したり、あるいは男女間の不義密通があったり人の物を盗んだりするものがあったときなど、人々が集まりその罪によってこれで何回殴るなどと決めて制裁を加えるためのもので、乱用は決して許されません。制裁棒は村を治める人が預かり、その人がいわば裁判長となって裁くわけですが、預かった人はこの制裁棒によって人を裁くときは、私心を捨て公正であることを人々にも神にも誓わせられました。目に見える人間に約束するだけでなく、いちばんに火の神が立会い認めたことなので、とくにその使用法を過(あやま)ることのないように心がけなくてはなりません。もし、その用い方を過った場合は、それを預かった者が逆に神々から罰を受けることになるものだと信じられていました。(文献1-P256)」▼ こぶは13ある。材質はエンジュ。紐はシナ皮。▼「アオダモ(文献2-P134)」▼「したがって、
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