『ウォッチメン』、原作を知らないで、ただスパイダーマンやバットマンみたいなスーパーヒーローのコミックの映画化だと思って観ると「????」という映画なんだよね。 『ウォッチメン』は既に確立されたスーパーヒーローのコミックスのフォーミュラを脱構築した作品で、つまり、石川賢の『ウルトラマンタロウ』とか、桜多吾作の『マジンガーZ』とか、尾瀬あきらの『鋼鉄ジーグ』とか、池上遼一の『スパイダーマン』みたいなものなんです。 でも原作の邦訳はメッチャ高いしブ厚いしで、なかなか読むのはキツいと思うので、今、発売中の映画秘宝を読めば、1000円で、しかも三十分くらいでわかります。 しかも書いてるのは『ウォッチメン』の翻訳者石川裕人さんと『バットマン/ダークナイト』の翻訳者、柳下毅一郎だから間違いなし! 映画秘宝 2009年 05月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/03/21メディア:
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