実用段階に入ったMDA MDAが実用段階に入りつつあります。筆者も昨年の夏、MDAを調べて解説を書いたことがありますが、あれから1年が経過してかなり実用が現実味を帯びてきています。おそらく来年にいくつかの実用的なツールがリリースされるでしょう。本記事では、MDAが実用段階に入った場合の開発スタイルとMDAのしくみを3回にわたって解説します。 MDAの概要 MDAのしくみの詳細は後の回に譲るとしてここでは、MDAを理解するための簡単な解説をします。MDA=Model Driven Architectureは、その名のとおりモデルを中心として開発を進めていく方法を提唱しています。中心となるモデルは、図1に示すとおり2階層から成り立ちます。 PIM(Platform Independent Model) プラットフォームに依存しないモデルです。プラットフォームとは、CPUやOS、ミドルウェア、言
Visual Basicを再び動的プログラミング言語にする試み 本レポートの最後に触れておきたいのが、動的型付言語としてのVB9固有の拡張機能である。 VBにはC#にはない大きな特徴がある。遅延バインディング(Late Binding)支援機能だ。C#ではリフレクション構文を使って書かなければならないコードを、VBではあたかも型の内容を知っているかのように書くことができる。これはCOM Interop(COM相互運用)でExcelのセルを操作するようなコードを書くときなどに重宝する。 だが一方で、Option Strict Onを無条件に推奨するような風潮の中では、VBのこの機能はVBが「本物のプログラミング言語」になるためには捨て去るべき過去の遺物のように扱われているのも事実だ。 結局のところ、.NET Frameworkにおける当初のメッセージは「どの言語でも同じ」だったのだから、C#
「DUNGEON」はソフトウェア開発の各工程において必要とするドキュメント標準を決めて、その具体的なテンプレートを用意したものです。概念的なアプローチとはまったく逆に、アウトプット側から開発プロセスを標準化するという実践的な考え方を重視しています。 これまで7回にわたって、基本設計から詳細設計、プログラミング、単体テスト、結合テスト、総合テストという流れに沿って、各プロセスで必要とするドキュメントの標準化を説明してきました。最終回の今回は、その前段のプロセスである要求分析フェーズのアウトプットについて説明します。 みなさんはSLCPという言葉を知っていますか。SLCPとはSoftware Life Cycle Processの略で、ソフトウェアの開発ライフサイクル、つまりこれまで解説してきた基本設計から総合テストまでの開発工程を指す言葉です。SLCPの代表的なものは30年前に提唱されたウォ
9月23日(米国時間)に米Google本社において、同社が主催するプログラミングコンテスト「Google Code Jam 2005」のファイナルが開催された。第3回目となる今年は、昨年の倍以上の約14,500人が参加。その頂点に立ったのはワルシャワ大学の学生のMarek Cygan氏で、賞金10,000ドルを手にした。 Code Jamは、優れた人材を発掘・支援するためにGoogleが毎年開催しているプログラミングコンテストだ。2002年に「Google Programming Contest」として始まり、2003年からプログラミングコンテスト・サイトのTopCoderと共同で運営するGoogle Code Jamとなった。 参加者は登録後、TopCoderのCompetition Arenaにアクセスして、10人ごとのグループでプログラミング課題に取り組む。使用できる言語は、
概要 WSDL(Web Services Description Language)とは、Webサービスを外部のソフトウェアから接続・利用するための仕様(インターフェース)を記述することができる言語。XMLの記法を用いて、Webサービスの持つ機能や、外部から利用するためのメッセージの形式や通信手順などを記述することができる。 WSDLファイルはXMLベースのテキストファイルとして作成される。まず、外部から利用できるサービスの種類や利用手順、データ形式などのインターフェース仕様をinterface要素とoperation要素を用いて抽象的に定義する。 これらの個々のインターフェースに対して、binding要素を用いてアクセスに用いる通信プロトコルなど具体的な接続・通信方式を紐付ける。最後に、各bindingが公開されているインターネット上のURLなどをendpoint要素で定義する。 インタ
Selenium is a suite of tools to automate web app testing across many platforms. Selenium... runs in many browsers and operating systems can be controlled by many programming languages and testing frameworks.
こんにちは。クジラ飛行机です。今回は、10行のプログラムでHTTPサーバーを作ってみようと思います。Internet Explorer(以下IE)やFirefoxなどのWebブラウザを使って、サーバー内にあるファイルを見られるようにします。さすがに10行なので実用に耐えるものではありませんが、Webブラウザが、サーバーとどんな風に通信をしているのかを確かめるなどの用途に使えるかもしれません。 HTTPの仕組み HTTPというのは、HyperText Transfer Protocolの略です。ブラウザとHTTPサーバーの間でHTML文書などのデータを送受信するためのプロトコル(通信規約)です。 ブラウザは、サーバーに対して、「●のページが見たい」というリクエスト(要求)を送信し、それに対して、サーバーが「●のページはこれですよ」とレスポンス(応答)を返信します。この要求と応答のやり取りが基
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く